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【ペナン島(マレーシア)】美しい青の世界「ブルーマンション」をガイドツアーで満喫

The Blue Mansion, ブルーマンション




こんにちは、Ruiです。

先日のマレーシア・ペナン島への旅でブルーマンションのガイドツアーがとても印象に残っているのでメモしておきます。

ジョージタウンのストリートアート巡りをした後、徒歩でブルーマンション(The Blue Mansion)へ。”東洋のロックフェラー”と呼ばれた大富豪チョン・ファッ・ツィー氏が建てたチョン・ファッ・ツィーマンション(Cheong Fatt Tze Mansion)、鮮やかなブルーの外観から「ブルーマンション」と呼ばれています。

ブルーマンションに入る方法は以下の3つ:

  • 有料ガイドツアーに参加する(英語)
  • 宿泊する(客室は18室)
  • 食事をする(Indigo Restaurant)

で、わたし達は14時開始のガイドツアーに参加することに。ツアーは1日3回、11時、14時、15:30時にスタート。

THE BLUE MANSION
Address: 14 Leith Street, George Town, Penang
Tel: +60 4 262 0006
www.cheongfatttzemansion.com
Location:

ツアーに参加する際予約は不要。ツアー開始の15分前に正面ゲートから少し先の窓口でチケットを購入。料金は大人RM17(2018年2月時点)。窓口の場所が分からなかったのでゲート近くの警備の方に教えてもらいました。

では、ブルーマンションの中に入ります!

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション

ツアー開始の14時まで、玄関を入ってすぐ、このロビーで待ちます、調度品も豪華。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション

19世紀にプラナカン様式で建てられたこの優雅なマンションは中国人実業家・大富豪チョン・ファッ・ツィー氏が建て暮らした大豪邸です。詳細にこだわり建築資材・調度品などが世界中から集められ贅をつくしたものになっています。青い壁の色はインドのインディゴから取り寄せた染料を使用。

ユネスコ文化遺産建築として歴史的に貴重な建物、現在は18の客室を備えるブティックホテルでもあります。

そして、風水に基づいて建てられているこの建物。中にいるだけでパワーをたくさんもらえそう。

チョン・ファッ・ツィー氏亡き後は彼の遺志どうり、このマンションは家族によって保たれることに。そして彼の最後の息子さんが亡くなった後、ペナンの小さいコンサベーショニスト団体に売却され、6年にもわたる修繕作業が行われ1995年に完了しました。

ガイドさんによるツアーが始まります。ガイドさんは説明が上手で面白く、元気いっぱいなとても素敵な中国系の方。

チョン・ファッ・ツィー氏、7人もの奥さんたち、建築素材、風水にこだわった詳細部分のことをはじめ、このマンションの歴史、ここで暮らした人々の様子が垣間見れる説明が興味深かったです。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション

ロビーから一階の中庭へ移動。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション


建物の中心に位置するこの中庭。天井から太陽の光と雨が取り入れられるようになっています。入って来た雨が中庭のフロアーから屋外にゆっくり流れ出るような構造に。中国では雨は農作物を育てるので富=お金につながると考えられています。お金は早く入って来て、ゆっくり出て行くのが望ましい。なので、入って来た雨・水はゆっくり屋外に流れ出るようになっているのです。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション

こちらは2階に上がる階段。最初の3段はコンクリートで、木材で作られている4段目からと違います。これは支えるところは強くしなくてはいけない、ということで最初の3段だけコンクリート。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション

一階の家の中心・中庭から左右に広がるお部屋。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション
ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション



こちらはレストラン。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション

当時このマンションにはキッチンがなく、使用人たちはマンションの前の建物に住まわされていました。

2階には展示場があり、当時の衣服や家具、建築素材、写真をふんだんに使ったチョン・ファッ・ツィー氏をはじめとする人々の説明などを見ることができます。

チョン・ファッ・ツィー氏はペナン、シンガポール、香港、上海などに妻や愛人をたくさんもち、7番目の奥さんは大のお気に入りだったよう。彼が74歳の時に奥さんが17歳で結婚。すごいですね…。

第二次世界大戦の終わりから、マレーシアの通貨が暴落して裕福な人たちも財産を失うことに。で、このマンションを維持するのも難しくなり人に貸し出します。とにかく家賃が入ればいいということで一時は100人も住んでいたことも。キッチンもなく、洗濯物はそこら中に…酷い状況だったようです。

チョン・ファッ・ツィー氏の最後の息子さんが亡くなった後に新しいオーナーが修繕を6年かけて行い、ユネスコから文化遺産建築として認められ保存されることに。

修繕作業の中には、例えば下の画像、屋根の上の装飾部分ですが、ポリセリンの茶碗を中国から輸入し、割って形を整えて一つ一つ柄を作って行くという、気が遠くなるような手作業も。

ブルーマンション, The Blue Mansion, ˆCheong Fatt Tze Mansion, チョン・ファッ・ツィー・マンション


このマンションが修繕を行ってから、付近の建築物も影響を受けて修繕が進んだそう。

盛りだくさんのツアーは15時前に終了、所要時間1時間弱でした。このツアーは面白かった、とてもお勧めです!次回ペナン島へ行くことがあれば、ブルーマンションに宿泊、お食事もしてみたいです。

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