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【ニュージーランド 11泊12日 旅行記・まとめ編】北島・南島をレンタカーで周遊




2023年10月に夫婦でニュージーランド(New Zealand)を旅行した時のことを忘れないうちにメモしておきます。

当記事は、旅行前の準備、北島・南島をレンタカーで周遊した様子、観光、滞在した宿・ホテルをまとめた、ダイジェスト編です。

今回の旅行では、自然豊かで魅力的なスポットがたくさんあるニュージーランドを満喫しました。

目次

ニュージーランド12日間の旅 レンタカーで周遊 まとめ

今回のオーストラリア(ゴールドコースト)からニュージーランド12日間の旅行、欲張って北島と南島両方をレンタカーで周りました。北島から南島へは車ごとフェリーで移動。

ニュージーランドの道路は運転しやすく迷うこともなかったです(夫が運転)、総走行距離は2299キロ(ガソリン代約NZ$500)。ドライブしながら美しいニュージーランドの魅力を堪能することができました。

ずっと行きたいと思っていた北島のロトルア南島のクイーンズタウンミルフォードサウンドクルーズがとても印象的でした。

わたし達が行った10月は寒すぎず、でも南島では山の上の方に雪がまだ残っていて、美しい景色に感動。この時期、観光地はそれほど混み合ってなく、観光ピークシーズンに較べてゆっくりできると感じました。

準備&出発前に予約したもの

  • NZeTA(電子渡航認証):スマホアプリから申請(NZ$17)し、申請から7時間後に認証のメールが届きました。オーストラリア人の夫もこの電子渡航認証が必要でした。
  • フライト:Air New Zealand利用 公式サイトで予約 / 往路ゴールドコーストからオークランド直行便、復路クイーンズタウンからシドニー経由でゴールドコースト(シドニーからゴールドコーストへはカンタス航空とのコードシェア便)
  • ホテル:Booking.comで予約 / ホテル、宿は全てツインのお部屋(ベッドが2台) 基本中級ホテル、ロッジやアパートタイプの宿も。バジェット寄りや少し予算を上げた宿もありました、どの宿も快適に過ごせ、料金に対して満足でした
  • レンタカー:Booking.comで予約(レンタカー会社はBudget)トヨタカローラ(ハッチバック)のハイブリッド車で快適なドライブでした。
  • 海外旅行保険:RACQ
  • eSIM:Holafly 設定は簡単、データ無制限、サポートも良く安心感がありました
    (こちらのリンクからの購入で5%割引になります)
  • 北島ウェリントンから南島ピクトンへのフェリー(車を船に積んで移動):Interislanderで予約
  • ミルフォードサウンドクルーズ:RealNZで予約

ドライブルートと滞在日数:オークランドからクイーンズタウン

  • オークランド(2泊)
  • ロトルア(1泊)
  • ウェリントン(1泊)
  • ブレナム(1泊)
  • クライスチャーチ(2泊)
  • レイク・テカポ(1泊)
  • クイーンズタウン(1泊)
  • テ・アナウ(1泊)ミルフォードサウンドクルーズのために前泊
  • クイーンズタウン(1泊)

1日目&2日目:オークランド(Auckland)泊

Air New Zealand Airplane at Gold Coast Airport
ニュージーランド航空機 ゴールドコースト空港

ニュージーランド航空でゴールドコーストからオークランドまでの直行便、3時間ほどのフライト、近いですね!初めて乗ったニュージーランド航空、フリンドリーなサービスで快適なフライトでした。

オークランド空港でレンタカーを受け取りホテルへ向かいます。

オークランド滞在中のお天気は、雨が降ったり止んだり。

ホテルから車で30分ほどのマウント・ビクトリア(Mount Victoria)からはオークランドシティが見渡せます。


ウォーターフロントの人気スポットウィンヤード・クォーター(Wynyard Quarter)でランチ。CBDを散策、スカイ・タワー(Sky Tower)にも上りました。昔、母と2泊3日でオークランドを訪れ、スカイ・タワーに一緒に上がったりハーバークルーズのことを思い出しました。その時は8月ですごく寒かった記憶があります。

ディナー:The Occidental パブでグリーンマッスルのホワイトソースがけ

ホテルから徒歩圏のThe Occidentalというパブでの夕食、グリーンマッスル(ムール貝)のホワイトソースがけが美味しかったです。夫は火曜日のスペシャルメニュー、アンガスビーフステーキ。

宿泊ホテル:Holiday Inn Express Auckland City Centre, an IHG Hotel

朝食込み、お部屋はコンパクトですが、窓からスカイタワーも見え、中心部に位置しているのでとても便利、2022年5月にオープンした新しいホテルなのできれいで快適に過ごせました。

ホテル近くのホテルが契約している別会社の駐車場を利用(1泊NZ$40)、朝10時から14時の間は別に30分毎にチャージされるシステムなので、その4時間は駐車場から車を出しておいた方が良いです。

Holiday Inn Express Auckland City Centre, an IHG Hotel

3日目:オークランドからロトルア(Rotorua)へ

Te Puia / Whakarewarewa Thermal Valley, Rotorua in New Zealand
Te Puia / Whakarewarewa Thermal Valley, Rotorua in New Zealand

オークランドからロトルアへは約230キロ、車で3時間ほど。一面に広がる緑、羊や牛が放牧されているのどかな風景を楽しめました。

温泉地ロトルア(Rotorua)に到着、いたるところから白い湯煙が出ていて硫黄の臭いが漂っていて日本の温泉街を思い出しました。

テ・プイアでマオリ文化に触れる

夜は宿泊したホテルから車で3分のところにあるテ・プイア(Te Puia)。テ・プイアはマオリ文化の伝承を目的にファカレワレワ地熱地帯に創設された文化センターです。

マオリ伝統料理「ハンギ」も含まれた豪華なビュッフェディナー、マオリショー鑑賞、そして南半球最大級といわれる迫力の間欠泉見学がセットになったツアーを現地で予約。時期によっては早めに出発前に予約した方が良いです。

ポリネシアン・スパで個室温泉

ロトルア湖畔にあるレジャー温泉施設、ポリネシアン・スパPolynesian Spa)は夜11時まで営業しているのでテ・プイアでのツアーが終わった後に行ってみました。

NZ$35で時間無制限で色々な温泉やプールを楽しむことができます。わたしたちはNZ$45でレイクビューの個室温泉30分を体験。気兼ねなくゆっくりでき最高、30分で十分な時間でした。

アトピー体質なので、気になり聞いてみたら、やはりバクテリアの繁殖を抑えるために微量のクロリンはお湯に入れているとのこと。でも不思議と痒くなることもなく大丈夫でした。

宿泊したホテル:Rydges Rotorua

観光案内所がある町の中心地まで車で5-6分、テ・プイアまでも数分。お部屋は古めですが広くベッドの寝心地よく、スタッフの方々はフレンドリーでした。ポリネシアンスパの15%引きのカードをフロントデスクでもらえました。地熱で?水を温めている屋外プールあり、駐車場無料。

Rydges Rotorua

4日目:ロトルアからウェリントン(Wellington)へ

ロトルアからウェリントンへは約450キロ、5時間半ほどの運転時間。この日は、途中で観光しながらゆっくり移動。

ワイオタプ・サーマル・ワンダーランド(Wai-o-tapu Thermal Wonderland)

Wai-O-Tapu Thermal Wonderland, Rotorua n New Zealand
Wai-O-Tapu Thermal Wonderland, Rotorua n New Zealand

まず、ロトルアから30分ちょっとのところにある、ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドWai-o-tapu Thermal Wonderland)へ。

ニュージーランドで最もカラフルな地熱アトラクション。整備された遊歩道を歩きながら、火山活動により形成されたユニークな地形を楽しめます。非現実的な景観、すごーい!の連呼、とってもおすすめです。向かう途中オンラインでチケットを予約(NZ$32.50)。

フカ・フォール(Huka Falls)

Huka Falls in Rotorua in New Zealand
Huka Falls

タウポ方面へ車で30分ほど行ったところにあるフカ・フォール(Huka Falls)。タウポ湖を水源として、狭い川を勢いよく流れる水は毎秒22万リットルに達するそう。水がミントブルーで美しかったです。

タウポ湖の湖畔にあるカフェでランチ後、ニュージーランドの首都ウェリントンへ。

宿泊したホテル:Capital View Motor Inn

アパートメントタイプのお部屋、5階で見晴らしがよかったです。駐車場無料。スタッフの方がとてもフレンドリーでした。

ウェリントンで有名なカフェや面白い雑貨屋さんなどがあるキューバ・ストリート(Cuba Street)から徒歩5分。日本食レストランも目にしました。

ツインのお部屋をリクエストしたので、ダブルベッドとシングルベッが一台ずつ置いてありました。清潔で広々としたお部屋。使わなかったけどヒーター、電気毛布あり、冬季は必要ですね。バスルームのシャワー室はコンパクト。シャワーの水圧はいまいちですが許容範囲。

キッチン(電子レンジ、ホットプレート、冷蔵庫付)と小さいダイニングテーブルと椅子があるので、徒歩数分のコンビニと小さいスーパーで冷凍食品などを買ってきて食べました。やはりキチンがある宿は便利です。

Capital View Motor Inn

5日目:ウェリントンからブレナム(Blenheim)へ 

午前中はホテルから徒歩でウェリントン市街中心部、コートニープレース(Courtenay Place)周辺を散策。美味しいブランチはキューバストリートの個性的なカフェFidel’sで。

北島ウェリントンから南島ピクトン(Picton)へInterislandフェリーで車ごと移動

ウェリントン発、南島ピクトン(Picton)へのフェリー(Interislander)が出航するターミナルに11時過ぎに到着。チェックインは12時までに済ませる必要があります。出航は13時なので1時間以上列に並んで車の中で待ちました。13時ちょっと前に車ごと乗船。

Interislander ferry at Wellington in New Zealand
Interislander ferry

クック海峡を3時間のクルーズ、絶景を楽しめます。リクライナー席も追加料金なしで利用でき、船内に売店やカフェテリアもあり、軽食やワインなど買えます。寿司ロールも売ってました!風が強かったですが、ビューイングデッキが気持ちよかったです。乗船したらすぐに窓際の席を確保するのがおすすめです。

南島のピクトンに到着。ピクトンからブレナムまで約30キロ弱、30分ほどの運転。

ブレナム:ワイナリーでテイステイング

ブレナムはニュージーランド国内最大のワインの生産地、マールボロ(Marlborough)地方に位置します。シャルドネとソーヴィニヨン・ブランが多いです。

ブレナムでは、ホテルに近いワイナリーでのテイスティング、3箇所周りました。

テイスティングをしたワイナリーはホテルから車で10分くらいのところで下記の3箇所。

No1 Family Estate スパークリングワイン専門のワイナリー、テイスティングルームがおしゃれ
Framingham Rieslingがまろやか甘めで美味しかったです
Forrest チーズの盛り合わせやおつまみをオーダーしてゆっくり過ごしたい場所

毎年2月に開催される、Marlborough Wine & Food Festivalでは会場で色々なワイナリーのワインが試せるので楽しいですよ、とおすすめされました。この期間、周辺ホテルはすぐに満室になるので早めの予約が必要です。

ディナー:Savvy Restaurant & Bar

ディナーは宿泊したホテルのレストラン(Savvy Restaurant & Bar)で。わたしはビーフチーク、夫はラムのお料理(季節によってメニューが変わるかも)とっても美味しかった。

美味しいスパークリングやワインも飲めました(といってもわたしはスパークリング1杯だけ、あまり飲めないので…)。スタッフの方がワインの知識が豊富な方でした。

宿泊したホテル:Scenic Hotel Marlborough

町の中心部まで徒歩10分、ホテルの向かいは噴水と時計台があるシーモア・スクエア(Seymour Square)で、夜は噴水がライトアップされてきれいでした。

シングルベッドが2台、バスルームもモダンで快適なお部屋、レストランのお料理が美味しかったです。ランドリー室があり、洗濯機と乾燥機(それぞれNZ$4で2ドルコインが必要)が備わっています。駐車場無料。

Scenic Hotel Marlborough

6日目&7日目:ブレナムからクライストチャーチ(Christchurch)へ

ブレナムからクライストチャーチへのドライブ 

クライストチャーチに向けて出発、4時間くらい(約300キロ)で到着の予定でした。

ブレナムから1時間半くらいのところで、進行方向左側に海が見えてきて、海沿いに線路があり素敵な景色。ピクトンからクライストチャーチへ列車で行くのも人気なようです。海の色がエメラルドグリーンですごくきれいです。

カイコウラで休憩

Kaikōura in South Island New Zealand
Kaikōura

絵画のように美しい海岸沿いの街、カイコウラ(Kaikoura)で休憩、シティセンターを散策。クライスチャーチまであと2時間半のところ。上の方に雪の残る山々と海両方の眺めが楽しめる、素晴らしい景色です。

カイコウラから少し走った海沿いの道(North Canterbury/Opukepuke Constituency)、車が何台か停まっていたので車から降りてみたら、野生のオットセイがたくさんいました!

突風で迂回ルート、山火事にも遭遇

クライストチャーチまであと1時間というところで、前方の車が停車して、警察の車がすぐに到着。突風、強風で道路沿いの木々が折れたり倒れたりして道を塞いでしまって通行止めになってしまいました。道路標識や看板も飛ばされていました。カイコウラ辺りは穏やかだったのに、急な天候変化。通行止め解除までどのくらいかかるか分からないということなので、Googleマップを頼りに迂回ルートをとることに。

迂回ルートも木が倒れている箇所がいくつかありましたが、なんとか避けながら運転していると、煙たい…何?煙たいエリアを通り抜けたところで、消防車とすれ違い聞いてみると、強風のため山火事が発生したとのこと。

Trees along the road that fell in a gust of wind, South Island, New Zealand
突風で迂回ルートも木々が倒れていました

もうその日はクライストチャーチに辿り着けないのでは、と諦めかけていましたが、予定より1時間遅れで無事に到着できました。しかし怖い思いをしました(汗)。

ドライブ時、気象情報や道路交通情報のチェックはこまめに必要です。このハプニングが起こった時、ガソリンは半分以上残っていて、お水や食料は多少車に積んでいて、モバイルバッテリー2つ、データ無制限のeSIMがあったのは安心感がありました。

クライストチャーチに到着

クライストチャーチに無事に到着できて本当に良かった。この日は強風でガソリンスタンドやお店など閉まってたところが多かったようです。

宿に到着したのが夜だったので、スーパーですぐに食べられるもの(寿司ロールやサラダ)を買ってきてお部屋でゆっくりすることに。

クライストチャーチ中心部を散策

到着翌日、中心部は市内観光するのに便利なトラムが走っていますが、徒歩で周りました。

ホテルから徒歩10分ほどで、カードボード・カセドラル(仮設大聖堂 / Cardboard Cathedral)に到着。2011年の地震で町の象徴であったカセドラル・スクエアの大聖堂が崩壊したため、仮設の大聖堂として建てられたもの。設計は日本人建築家のばん茂氏。

Carboard Cathedral in Christchurch in New Zealand
Carboard Cathedral

中心部、周辺の街並み、新しいアパートやビルが目につく一方、建て直しや改装待ちであろう廃墟になっている建物も。カセドラル・スクエア(Cathedral Square)もいまだ再建中でした。地震被害の大きさを感じました。

ニュー・リージェント・ストリート(New Regent Street)はスペイン風のカラフルな建物が並び絵になる通り、可愛かった。

New Regent Street, Christchurch, New Zealand
New Regent Street

アートセンター(The Art Centre of Christchurch)のマーケットでは、ニュージーランド旅の思い出にグリーンストーンのネックレスを購入。

ハグレー公園の一角を占める、面積約21ヘクタールのクライストチャーチ植物園(Christchurch Botanic Gardens)には日本庭園もあり、春のお花が咲き乱れていました。

宿泊したホテル:Southwark Hotel & Apartments

1ベッドルームアパートメントで、リビングルーム、寝室、キッチンがあるお部屋に宿泊。リビングルームにソファーがあるのはくつろげます。C棟の2階のお部屋でした。車椅子用のエレベーター有り。

(キッチンなしのお部屋に宿泊の場合、使用できる共有ラウンジとコマーシャルキッチン有り。)

ツインのお部屋をリクエストしたので、リビングルームにシングルベッド一台、ベッドルームにキングベッド一台でした。シャワーの水圧良好。

お部屋はモダンで、キッチンもきれい。冷凍庫付きの2ドア冷蔵庫、電子レンジ、トースター、フライパン、お鍋、お皿など揃っています。

スーパー(カウントダウン)が車で5分くらいのところにあり便利。シティ中心部まで徒歩10分で好立地。徒歩数分のところにカフェやレストランがあります。ローカルに人気のカフェ(Black Betty)でのブランチが美味しかったです。

ランドリー室があり洗濯しました。洗濯機(持参した洗剤が使えるタイプ)、乾燥機、コインでNZ$4ずつ。駐車場は事前に予約して1泊NZ$15。コストパフォーマンスが良い宿。

Southwark Hotel & Apartments

8日目:クライストチャーチからレイク・テカポ(Lake Tekapo)へ 

クライストチャーチからレイク・テカポ(Lake Tekapo)へは約230キロ、車で3時間弱で道はすいていました。上の方に雪が残っている山々が前方に見え、また感動。

クライストチャーチを出る時から今日は寒いと思ったけど、日中の気温9度。厚めのダウンジャケットを持ってきて良かった。

雨のレイク・テカポ滞在

レイク・テカポ滞在中ずっと強い雨風でした(涙)。レイク・テカポでは感動的な星空を見たかったので残念。

レイク・テカポは星空を守るための町づくりを徹底している世界最大級の星空保護区です。晴れていれば、マウント・ジョン天文台(University of Canterbury Mt. John Observatory)ツアーに参加したり、車で約1時間のアオラキ/マウント・クック国立公園(Aoraki/Mount Cook National Park)の短めのウォーキングトラックを歩くのも良いですね。

レイク・テカポでは、雨風が少しマシになった時に、テカポ湖湖畔にたたずむ小さな石造りの善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)と教会のすぐそばに建つバウンダリー犬の像(Boundary Dog Statue)を見に行きました。湖の水の色がターコイズブルーできれいです。この色は、氷河から融けだした水に岩石の粒子が混ざり込み作り出されたもの。お天気が良い日にまた訪れたい小さな魅力的な町。

Church of the Good Shepherd, Lake Tekapo in New Zealand
Church of the Good Shepherd

ディナー:湖畔レストラン(Kohan Restaurant)

地球の歩き方 ニュージーランド』にも掲載されていた、町の中心部ビレッジ・センターの中にある湖畔レストラン。氷河水育ちのサーモンは、レイク・テカポの名物。脂がのったサーモンを堪能できる、サーモン丼をいただきました、牛のたたきや天ぷらなども美味く、日本食で癒されました。当日予約をしましたが、混み合っていたので早めの予約がおすすめです。レストランを出たところにお土産屋さんがあり、食後に寄りました。

宿泊したホテル:Galaxy Boutique Hotel

レセプション、ロビーもこじんまりしていて、外観はシンプルですが、中は雰囲気のある素敵なホテル。客室はモダンで、何回も入りたくなるバスタブあり(滞在中3回入りました!)。ベッドはシングルベッド2台。

チェックイン時に、朝食をロビーレストランでとるかお部屋でとるか聞かれました。わたしたちはお部屋でいただくことに。メニューの中から好きなものを好きなだけ事前に選べました。ホテルのレベルから、豪華な朝食を期待していましたが、思ったより普通でした。

ホテルは2階建てで、2階のお部屋に宿泊。天窓スカイライト(開閉式)があり、ベッドに寝転びながら星空が見れるようになっています。わたしたちはお天気悪く見れなかったですが…。大きな窓からは、山々とテカポ湖が見え、窓際の椅子に座って景色を眺めるゆったりした時間も楽しめました。

湖畔レストランがあるビレッジ・センターまで車で約3分。駐車場無料。

Galaxy Boutique Hotel

9日目:レイク・テカポからクイーンズタウン(Queenstown)へ

レイク・テカポからクイーンズタウンへは250キロ、約3時間のドライブです。

クイーンズタウンまであと1時間くらいのところで雨も止んで晴れてきました。何度も言いますが、ドライブ中、上の方に雪が残る山々の景色は圧倒的な美しさです!

クイーンズタウン中心部散策

クイーンズタウンは、壮大なサザンアルプスの麓に位置し、透明度の高い氷河湖、ワカティプ湖(Lake Wakatipu)のほとりに広がる本当に美しい街。街はこじんまりとしていて、中心部を徒歩で周りました。

「ビクトリア女王にふさわしい」と名付けられたクイーンズタウン。ヨーロッパのような湖畔をのんびり散策するだけでも満足です。

Lake Wakatipu, Queenstown, New Zealand
Lake Wakatipu

ワカティプ湖に突き出した半島にある公園、クイーンズタウン・ガーデン(Queenstown Gardens)は中心部から徒歩数分。

スカイライン・ゴンドラとキーウィ&バードライフ・パーク

ボブズ・ピークにある展望台へ上がるスカイライン・ゴンドラ(Skyline Gondola)からは壮大な眺めと街並みを一望できました。閉所恐怖症気味のわたしですが、素晴らしい景色に夢中で大丈夫でした。

ゴンドラ乗り場の近くにあるキーウィ&バードライフ・パーク(Kiwi & Birdlife Park)。本来は、傷ついた鳥の保護や、貴重な種の育成を目的に造られた施設で、入場料は鳥の保護のために使われているそう。夜行性のキーウィは暗い小屋の中で観察、キーウィを見たの初めてでテンションが上がります。タイミングよく見れた、鳥に関するコンサベーションショー(所要時間30分)はスタッフの方のお話が面白く興味深かったです。2億2千万年以上もその姿形を変えていないと言われるトゥアタラ(Tuatara)も間近で見ました、寿命が100〜150年とか。

B級グルメ Fergburger, Fergbaker

ランチに、クイーンズタウンの名物グルメバーガー、ファーグバーガーFergburger)でスタンダードのハンバーガーを、隣にあるファーグベイカー(Fergbaker)ではポークベリーパイとアーモンドクロワッサンを買って湖畔で食べました、美味しかった。

ディナー:Finz Seafood & Grill

スティーマー・ワーフ(Steamer Wharf)内にあるレストラン、Finz Seafood & Grill。湖を眺めながら素敵な雰囲気の中でお食事ができました。オントレーとメインに分けてサーブされるシーフードプラッターがブルーコッド、ムール貝、お刺身やアジアンに調理されたシーフードが含まれていてとても美味しかったです。

クリプトスポリジウム(Cryptosporidium)症のアウトブレーク

わたしたちがクイーンズタウンに滞在中、クリプトスポリジウム(Cryptosporidium)症のアウトブレーク中で、水道水を飲用、調理に使う場合3分以上沸騰させる必要がありました。2023年12月3日にQueensland Lake District Councilにより勧告解除されました。外食を何回かしましたが、クイーンズタウン滞在中、体調不良になることはなかったです。

宿泊したホテル:Coronation Lodge

タウンセンターまで徒歩5分位と、立地がすごく良いロッジ。建物自体は古めですが、客室は清潔、広々して快適、バルコニー付き。3階建ての2階に宿泊。窓から山々やゴンドラが山頂まで見える角部屋に宿泊。キングベッド一台とシングルベッド一台。フロントマネジャーの方がとてもフレンドリーで良くしていただきました。

スカイライン・ゴンドラ乗り場へも徒歩15分ほど。

ミニ冷蔵庫、ケトルやプランジャーあり。シャワーの水圧普通。駐車場無料。

Coronation Lodge

10日目:クイーンズタウンからテ・アナウ(Te Anau)へ

ミルフォード・サウンドクルーズに参加するため、テ・アナウ(Te Anau)に前泊しました。やはり、クルーズ当日の朝、クイーンズタウンからミルフォード・サウンドへ個人で車で移動するのはちょっと距離がありプレッシャーです。

クイーンズタウンからテ・アナウ(Te Anau)へは170キロ、約2時間。お天気よくドライブしながら山々、牛さん、羊さんなど絵のような素晴らしい景色を堪能していたらあっという間に到着。

宿泊ロッジからテ・アナウ湖は徒歩すぐのところ。スーパーなどがあるタウン・センターまでも車で5分くらいです。宿には小さいキッチンが付いているので、スーパーへ夕食を買いに行き、夕暮れ時は湖沿いを散策。美しい光景に心身休まります。

明日のミルフォード・サウンド・クルーズに備えて今日はゆっくりする日。

Lake Te Anau at sunset, New Zealand
Lake Te Anau

宿泊したホテル:Lakefront Lodge

タウンハウス式のロッジで、湖から徒歩1分くらいのところ、お部屋からも湖がちょっと見えます。広々している1ベッドルームのお部屋。小さいキッチン、ダイニングテーブルと大きなソーファーがあるリビング、ベッドルーム、コートヤードにはアウトドアテーブルやチェアあり。バスルームにスパがあるお部屋を予約しました。駐車場無料。

リビングにシングルベッド一台、ベッドルームに大きいベッドが一台(クイーンかキングサイズかな?)。

キッチンは冷蔵庫、電子レンジ、調理器具や食器が一通り揃っています。電気調理台の上に魚の調理は禁止とありました。煙が出るからでしょうか。

バスルームのお湯は、電気で温められる量が一回につき180リットルで、スパにいっぱいお湯を一回ためると、その後、温かいお湯が出てくるのは2−3時間後となるので注意です。

Lakefront Lodge

11日目:テ・アナウからクイーンズタウン(Queenstown)へ

テ・アナウからミルフォード・サウンドへのドライブ

テ・アナウの宿のスタッフの方から、ミルフォード・サウンドに行くのなら、3時間はみておいたほうがいい、午前9時以降は観光バスで道が混み合い、またトンネルの電気工事?でも混み合う場合があるから朝早めに出たほうがいいとのアドバイス。で、13時出航のクルーズに参加するために、8時45分にテ・アナウの宿を出発することにしました。

テ・アナウからミルフォード・サウンドへの119キロは山岳路。良いお天気で、山々が近くに迫って圧巻でした。標高が高くなってくると道にも雪が少し残っています。

途中、周囲の山が鏡のように水面に映り込んで見えるミラー湖(Mirror Lakes)で停まりました。

ホーマー・トンネル(Homer Tunnel)は造るのに18年もかかり1953年に開通したダーラン山脈を貫く長さ1219メートルのトンネル。1車線ごとに通るので、自分たちの順番をトンネル入り口付近で待っていると、好奇心旺盛なイタズラ好きのケア(Kea)という鳥が何羽か飛んできて、車の屋根やサイドミラーにとまってイタズラしている様子を観察できました。

テ・アナウから2時間15分でミルフォード・サウンドの無料駐車場に到着。無料駐車場から出航ターミナルまで徒歩20分くらい。有料駐車場(1時間10ドル)だとターミナルまで10分ほど。

クイーンズタウンテ・アナウからミルフォード・サウンドクルーズバスツアーに参加すると出航ターミナルの駐車場に停まるので楽そうです。

ミルフォード・サウンドクルーズ

クルーズ船が出航するターミナルでは、クルーズを予約をしたRealNZのカウンターでチェックイン。12時50分に乗船開始。ランチは船の中、一階のカフェでローストビーフサンドイッチを購入。

サウンド(入江)内を周遊するクルーズ中は、一番上の階のデッキで過ごし、素晴らしい景色を堪能。

氷河によって垂直に削り取られた周囲の山々が1000メートルにわたり海に落ち込んでいる壮大な眺めは、とても印象的です。

まず右手に滝が見えてきます、160メートルの高さから落ちる滝を間近に見上げることができて迫力満点。水飛沫がかかります!2時間のクルーズ中、幻想的な景色に感動の連続。

雨天が多いミルフォード・サウンド、晴れていてラッキーでした。でも雨の日は滝の水量が増え、さらに幻想的で良い!というレビューも見ました。

夕方、早朝のフィヨルドの景観を見れるオーバーナイトクルーズもいつか経験したい、と思ったのでした。

15時にクルーズ終了、休憩を数回はさみ、19時半ごろクイーンズタウンに戻ってきました。帰りのドライブは気が楽です。

ミルフォードサウンドからクイーンズタウンに戻る

First Choiceという、クイーンズタウンの宿から歩いて20分くらい(車で5分)のところにあるスーパーで夕ご飯を物色。マールボロのスモークサーモンやムール貝、寿司ロール、サラダ、ニュージーランドの国民的なお菓子Cookie Timeや、ニュージーランド産のスパークリングワインを購入。お部屋でリラックスして食べるのもいいですよね。

宿泊したホテル:Coronation Lodge

前々日に宿泊した宿と同じ。

Coronation Lodge

12日目:クイーンズタウンからオーストラリアへ(旅行最終日)

ブランチは再びFergbakerで

Coronation Lodgeをチェックアウトした後も車を駐車場に停めさせてもらうことができたので、湖畔をお散歩。湖と頂上に雪が残る山々、何回見ても素敵な光景、また必ず戻ってくるね!と思ったのでした。

ブランチは再びファーグベーカー(Fergbaker)へ。美味しいミートパイとシナモンデニッシュを食べました。

知人と、宿のスタッフに美味しいとおすすめされた、Flame Bar & Grillというレストラン、今回は行く機会がなかったけど、次回は行ってみたい。ポークリブも絶品らしいです。

クイーンズタウン空港

宿泊先からクイーンズタウンの空港へ移動、車で10分ちょっと。空港の背景も山々で感動です。

お水のボトルが10本くらい余ったので、レンタカー返却の際、レンタルカー会社の方に引き取ってもらいました。空港では免税でお買い物。

ニュージーランド航空(Air New Zealand) クイーンズタウンからシドニーへのフライト

往路・復路とも、The Worksを予約。お食事のサービスやエンターテイメント、事前座席指定も含まれています。行きも帰りも座席スペース広く感じ快適。Wi-Fiの無料サービスも嬉しいです。

18時半にシドニー到着、3時間ちょっとのフライトは揺れもなくスムーズでした。

シドニーからゴールドコーストへはカンタス航空とのコードシェア便でしたが、出発が遅れ、1時間近く機内待機がちょっとしんどかったです。

オークランド経由だと、オークランドでの待ち時間が長くなるのでシドニー経由で戻りましたが、シドニーで国内線乗り継のためターミナル移動があります。なので、次回は、オークランドで乗り継ぎ時間が長くても、ニュージーランド航空の国際線で戻ってくる方が楽かもと感じました。

おわりに

今回の旅行を振り返り、ロトルア、ブレナム、クイーンズタウンでの滞在をそれぞれ1泊増やして、14泊15日だったらもう少し余裕があったかなと感じます。

レイク・テカポでは悪天候のため星空を見ることができなかったのは残念ですが、ホテルの素敵なお部屋でゆっくり過ごせたので、よしとしましょう。

またぜひ訪れたいのは北島のロトルアと南島のクイーンズタウン

そして今回訪れる機会がなかったフランツ・ジョセフ氷河アオラキ/マウント・クック国立公園での軽いウォーキングも経験したいものです。

Kia ora(キアオラ)」はマオリ語で、「こんにちは」を意味します。挨拶の他に感謝や親愛を表すのにも使われるそうで、ニュージーランド滞在中、各地で耳にしました。 「キアオラ」!挨拶に使ってみてくださいね。

追って、滞在した街の様子や観光、レストラン、ホテルなどについて、もう少し詳しく写真と共に別記事にできればと思っています。