こんにちは、Rui@東京です。
1月上旬から2泊3日で富山・金沢へ。今日の記事は2日目の金沢観光です。
———–
本旅行の記事は下記の①〜③に分けています。
①準備&1日目・富山
②2日目・金沢 ←本記事はここの部分
③3日目・相倉合掌造り集落
———–
富山駅からあいの風とやま鉄道(倶利伽羅駅からIRいしかわ鉄道に乗り入れ)で、朝8時32分発の列車に乗り、城下まち金沢に9時37分着(富山駅からの時刻表)、1時間ちょっとの乗車時間。この区間はSuicaは使えません。富山駅改札を出たところにある観光案内所でマップ類などをゲット。
目次
世界で最も美しい駅にランクインした金沢駅
2005年に完成。伝統芸能に使われる鼓(つづみ)をモチーフにした鼓門が特徴的な金沢駅です。世界で最も美しい駅6位にランクインしただけあります。金沢駅、すごい迫力の美しさ!
米国のトラベルアンドレジャー(Travel & Leisure)のWEB版が選んだ日本のあの駅もランクイン!世界で最も美しい駅14選。
金沢の観光には「北鉄バス1日フリー乗車券」が便利
金沢の観光に必須の北鉄バス一日フリー乗車券(500円)を、観光案内所内で購入。金沢市内中心部200円区間を乗り降り自由、観光スポット間をらくらく周れます。1200円分乗車したのでかなりお得。バスは後方から乗車、前方で乗車券を見せて下車。
兼六園を散策
まずは、金沢駅からバスに乗って、文化財指定庭園の有名すぎる兼六園へ。窓口で勧められた、金沢城への入場(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓)も併せてできる兼六園+(プラス)1利用券を購入(500円)。
兼六園は日本三名園のひとつで、江戸時代の代表的な林泉回遊式大名庭園の特徴をそのまま今に残している見事な庭園。1時間ほどかけて散策。
兼六園は金沢城の外郭としてお城に属した庭園で、客人をもてなす場だったそう。11月1日に雪つり作業が始まり、北陸に冬の訪れを告げる風物詩になっています。
暖冬ですね、すでに梅が少し咲き始めていました。
兼六園、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉にもぜひ訪れたいですね。
金沢城公園では英語での城内無料ツアーに参加
兼六園のすぐ隣にある金沢城公園では、英語用の案内窓口で英語での城内無料ツアー(所要時間40分ほど)があることを知り、オーストラリア人夫の希望で参加しました。ツアーに参加したいことを伝えるとすぐに開始してもらえることに。参加者は他にオーストラリアから来た3人組のファミリーとわたしたちで計6人。
金沢城は「石垣の博物館」とも言われ、多種多様な石垣が現存しています。それぞれの石垣についての説明、城内に備わっている戦闘の際に使われるいろいろな仕掛け(石落とし、鉄砲挟間になる格子窓)など、女性ガイドさんによるお話がとても興味深かったです。英語スピーカーと観光の際、時間があればぜひ、おすすめです。
なまこ壁(海鼠壁)というのは壁塗りの様式のひとつで、壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法のことで、その目地がナマコに似ていることから「なまこ壁」と呼ばれています。
極楽橋も渡ってきました。二の丸から三十間長屋のある本丸附段へ渡る所にある橋で、昔、金沢御堂に参詣する人は朝、念仏を唱えながらこの橋を渡り、夕方、日本海に沈む夕日を拝んで極楽往生を願って帰ったと云われています。
大手門口の階段は段差が違います!これは、敵が攻めて来た際に転倒させ、反撃するための仕掛けだそう。
兼六園+(プラス)1利用券で入場するエリア(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓)では、石落としや床下軸組・壁の透視展示、建具断面などの模型類も見学できました。
ランチは近江町市場内がおすすめ
兼六園近くからバスで近江町市場へ。新鮮な海産物や加賀野菜が手に入る金沢市民の台所。新鮮な蟹や牡蠣が豪勢に店先に並びます。
市場をさっと見た後は、「近江町いちば館」内2階の「市の蔵」でランチ。海鮮市場料理のお店で、ランチは海鮮丼や天丼など多彩な定食がそろっています。わたしはおばん菜定食を注文。おばん菜三種(ローストポークのサラダ、五目ひじき、ブリのいしる漬け焼き)・ごはん・汁物・漬物にブリのお刺身付き。男性ふたりは天ぷら定食。
今回の旅ではブリを美味しくいただきました。ちなみに、ブリは漢字で書くと魚へんに師と書いて”鰤”(ブリ)。
金沢21世紀美術館 恒久展示作品「スイミング・プール」は面白い撮影スポット
近江町市場近くからバスで金沢21世紀美術館へ。
お目当ては人気スポット、恒久展示作品の一つ、レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)による「スイミング・プール」。
地上から見下ろすと、まるで深く水で満たされたプールのように見えます!その水面を境界に地上とプール内部の地下で人と人の出会いを創り出します。地上から見る部分は入場無料のエリア。ただ、プール内部の地下を見るためには、今回は、開催中の展覧会「工芸とデザインの境目」(展示室1〜6)に入場する必要がありました。北鉄バス一日フリー乗車券の提示で200円引き、800円で入場しました。
「工芸とデザインの境目」の展覧会は、わたしはあまり興味をそそられなかったですが、プール内部の地下に入れたので良しとしましょう。
地上から見下ろしたところ。
プール内部の地下から見上げると…。
美術館の建物の前に恒久展示されている作品、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)によるカラー・アクティヴィティ・ハウス。シアン・マゼンダ・イエローの3色のガラスの組み合わせと環境の変化や見るものの動きによって異なった色の風景が創り出されます。
夜のひがし茶屋街
金沢城で予定よりかなり長い時間を過ごしたので、21世紀美術館を出た時点ですでに夕方5時半ごろになっていました。ひがし茶屋街に行くか、今夜の宿泊ホテルがある富山に戻るか迷いましたが、バスで行ってみることに。
1820年に町割りを改めお茶屋を集めたのがひがし茶屋街の始まりです。キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並みが残って、昔の面影をとどめています。
お店は閉まっているところが多かったですが、夜のひがし茶屋街散策、趣があってなかなかよかったです。
ライトアップされた金沢駅
夜はライトアプされて、昼にも増して美しい!
IRいしかわ鉄道(あいの風とやま鉄道へ乗り入れ)で金沢駅〜富山駅へ移動
金沢駅から18時43分発の列車に乗り、富山駅に19時42分に到着。IRいしかわ鉄道があいの風とやま鉄道に倶利伽羅駅以降乗り入れていて、乗り換えなく富山駅まで乗車できます。本数が少ないので金沢駅発の時刻表を事前にチェック。Suicaの使用は不可。
夕食は明日の朝は早起きしないといけないので、富山駅に戻ってから。洋食が食べたい夫に合わせて駅近くのカプリチョーザ(マリエとやま店)でイタリアン。ドリンク、サラダ1種、パスタ2種、ピザ1種の3名向けのセットを。
金沢は見所満載のすてきな街なので、また機会があれば訪れたいです。春や秋もいいですね、今回時間切れで周れなかった長町武家屋敷跡、金沢海みらい図書館(世界で最も美しい公共図書館)、日中のひがし茶屋街にも行きたいです。