こんにちは、Ruiです。
前回の日本一時帰国、オーストラリアへ帰る前に5泊で寄ったマレーシアのペナン島。ペナン島に行ったのは世界遺産の街ジョージタウンのストリートアートが見たかったから。
2月上旬暑かったペナン島滞在中、エリアを汗だくになりながら散策。世界遺産の古い街並みの中、モダンでカラフル、ユニークな二次元、三次元のフォトジェニックなウォールアートが溢れていて楽しい!ペナン島滞在で一番印象に残ったアクティビティになりました。
タクシーを降りたのは、Pengkalan Weld (Weld Quay)とGat Lebuh Chuliaの交差するところ。この辺りにカラーのウォールアートが多くあり効率的にまわれます。カラーのウォールアートは上述マップ(Marking George Town)では緑マーク(Other Poppular Street Art)のもの。
道(Gat Lebuh Chulia)を進んで行くと観光客で賑わっていて、人気作品の前では写真を撮る人たちの列ができています。
Trishaw(トライショー)という人力車で、ジョージタウンを廻るのも人気。値段をおじさんに尋ねると、1時間一人40RM(約1100円)二人で80RMとのこと。わたしたちは今回はパス。
目次
Ernest Zacharevic(アーネスト・ザカレビッチ)の人気ウォールアート
まずは、1986年生まれリストニア出身でペナンを拠点とするErnest Zacharevic(アーネスト・ザカレビッチ)の必見人気ウォールアート。
2012年、ペナンでのジョージタウン・フェスティバルで6つのウォールアート作品を創り出した後、アーネストは世界的に注目されました。彼の作品はマレーシアでの日常の風景・人々がモデルとなっています。
彼の作品の中で最も人気があるのはChildren on Bicycle(自転車に乗った子供たち)とOld Motorcycle(古いバイク / バイクに乗った男の子)。壁画へのペイントと本物の自転車やバイク、椅子などインストレーションを組み合わせたユニークな作品には本当に感心させられます。
Kids On Bicycle(自転車に乗った子供たち)アーネスト・ザカレビッチ作。自転車は本物で、子供たちは壁画に描かれています。子供たちの表情がなんとも可愛い!
Old Motorcycle(古いバイク / バイクに乗った男の子)アーネスト・ザカレビッチ作。こちらもバイクは本物。
Boy on Chair(椅子に乗った男の子)アーネスト・ザカレビッチ作。窓に手がもう少しで届きそう。
Kungfu Girl(カンフーガール)アーネスト・ザカレビッチ作。遠くからでも目につく、窓に手をかけてぶら下がっている青い服を着た大きな女の子、迫力のある作品!
Louis Gan(ルイ・ガン)の作品
Louis Ganはペナン出身のフリーランス・アーティスト。母親が妊娠中に風疹を患い、彼は聴覚に不自由があります。独学でアートを学んだ彼が現地で注目を集めることになったきっかけが、作品Brother And Sister On Swing(ブランコに乗った兄妹)。
兄妹の仲が良い様子が伝わってきて微笑ましいですね。
Children Playing Basketball(バスケットボールで遊ぶ子供たち)Louis Gan作。
ASA(Artists for Stray Animals)・プロジェクト「101 Lost Kittens」(101の迷子の子猫)による作品
「101 Lost Kittens」は、アーティストが集まって世界遺産ジョージタウンの様々な場所にストリートアートを創りだすプロジェクト。このグループは、ペナンBukit Metaiam出身のTang Yeok Khang、タイ出身のNatthaton Mugangkliang、クアラルンプール出身のLouise Lowにより構成されています。このプロジェクトでは、野良動物を助け、捨てられた動物たちのために新しい家を探す手助けをしよう、という意識が広がることを願っています。
Skippy(スキッピー)ASA(Artists for Stray Animals)作。壁一面に描かれた巨大な猫。猫好きなわたし、道端で売っていたこの猫のフリッジマグネットを思わず購入。
Love Me Like Your Fortune Cat(あなたの幸福を呼ぶ猫のように愛して)ASA(Artists for Stray Animals)作。愛らしい表情の猫。
Please Care & Bathe Me(面倒をみて&お風呂に入れて)ASA(Artists for Stray Animals)作。
その他のアーティストの作品
Teach You Hokkien(福建語を教えるよ)。この作品はMuseum of Glass(ガラス博物館)の壁に描かれたもの。
Push(プッシュ)。
Window Cat(窓の猫)。鮮やかな色ずかいがステキ。
Malaysian Footballer(マレーシアのサッカー選手)。
Monkey Sees(猿が見てる)。
ミッキー、マリリンモンローなどお食事会でしょうか。
犬とエアコン機器のエメラルドグリーン色がマッチ。
ウォールアートは人物が入った写真や自撮りで自分を入れた写真を撮るのも面白いですよ。
鋼棒アート(Steel-rod Sculpture)
ジョージタウンには2010年に制作が始まった鋼棒(はがねぼう)アートも50作品以上あります。各作品に付随している説明を読むことによって作品に対する理解がより深まり楽しめます。テーマは”Voice of the People”(人々の声)。ローカルの人々が操る言語、ユーモアとともにジョージタウンの各エリアにおける歴史を垣間見ることができます。
思わず笑ってしまうユニークな作品もあり。次回は鋼棒アートも色々見てまわりたいです。ウォールアートと鋼棒アート全ての作品を見てまわるには丸二日はかかりそう。
Property(不動産)。この作品はBeach StreetからWeld Quayの海岸線を延長したことによって、ウェアハウスや店舗、商業施設の建築のために新たなスペースを作り出したことを祝っているのと同時に、ペナンでは19世紀後半より埋立開発が行われていることを表しています。
今回のジョージタウンのストリートアート巡りは3〜4時間ほど、写真もたくさん撮れて満喫しました。ペナン島に行ったらぜひストリートアートを楽しまれてください!