オーストラリアで虫垂炎（盲腸）の手術・入院の際にかかった費用

こんにちは、Ruiです。

少し前になるのですが、オーストラリアで虫垂炎（盲腸）になりプライベートホスピタルに緊急入院、腹腔鏡下での手術をした際にかかった費用をまとめてみました。オーストラリアで初めての一泊以上の入院、手術でした。

オーストラリアの私立病院で盲腸で入院・手術にかかった費用と払戻額

民間医療保険（Private Health Fund）に加入しているので、入院・手術は私立病院（Private Hospital）にて。5泊6日の入院で費用の合計はA$11,743（約102万円）、自己負担額がA$2445（約20万8千円）でした。

入院費（5泊6日、個室）のA$7,691（約65万円）は全額、民間医療保険会社から払い戻しされました。

麻酔関連費用ですが、手術時間が3時間だったので高めでA$1250（約10万6千円）。このうちA$751.60（約6万4千円）が自己負担。

民間医療保険の自己負担額（Excess）は、わたしの場合はA$500。他の保険と同じで、Excessを高く設定すると、保険料が低くなります。

メディケアからも一部払い戻しがあるので、請求を病院や執刀医のオフィスで代行してもらえない場合は、メディケアに自分で請求を忘れずに。

オーストラリアの医療

オーストラリアではユニバーサルヘルスケア、一般税収を原資とする公費負担医療メディケア（Medicare）が実施されているので、オーストラリア国籍、永住権をもっている人は、公立病院（Public Hospital）での手術・入院は基本的に無料（自己負担なし）。民間の医療機関も存在します。

公立病院では患者がお医者さんを選べない、手術の予約待ちが長くなることがあり、手術緊急度に応じてのカテゴリー（1〜３）で、待ち時間（30日、90日、365以内）が異なります。（詳しくはこちらのページ　英文）。

歯科治療もメディケアではカバーされません。オーストラリアで歯の治療を受けるととても高額。根管治療と冠をかぶせると何十万にもなります。悪くなってからだと本当に負担額が大きいので、自分で定期的に（わたしは6ヶ月ごと）検診・クリーニングをしてもらいます。

保険料がここ数年、毎年5％以上あがり続けていることもあり、民間医療保険（Private Health Fund）離れが進んでいます。が、手術の際お医者さんが選べ、手術までの待ち時間が短く（緊急の場合は公立病院でもすぐに対応してもらえます）、私立病院で手術・個室で入院できるので、民間医療保険に加入している方が安心。オーストラリアに長いこと住んでいても英語を母国語としないわたしには、私立病院での質の高い技術ときめ細かいケア、サービスで手術・入院中も安心して過ごせました。歯科治療費も保険のプランによっ異なりますが、60％、70%まで（年間限度額あり）保険でカバーされるのは助かります。

＊両替レートは2017月12月3日のレートを適用

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2021.12.17