こんにちは、Ruiです。
チェンマイ、ニマンヘミン通り(Nimmanhaemin Road)にある旅行会社で、チェンライ(Chiang Rai)、ゴールデン・トライアングル(The Golden Triangle)、メコン川を渡ってラオス領ドンサオ島(Donesao Island, Laos)へ行く日帰りツアーに出発の1日前に申し込みました。
料金は一人1200バーツ、約3500円、それとタイ・ラオス国境でガイドさんに30バーツ渡す必要がありました。ランチ、温泉、寺院の入場料はツアー料金に含まれています。
催行会社は、Journey Smile 。ガイドさんはとても感じが良く、解説が丁寧、面倒見の良いタイの男性で英語を話し、日本語も少し話せます。タイの日常のことなども色々お話を聞くことができ面白かった。
合計11人参加(イギリスと韓国からの方半々)で、結構新しいトヨタのミニバンは1席を省いて満席。朝7時半に滞在先のアパートでピックアップ、わたし達が最後のピックアップだったので、一番後ろの席になってしまいました。でも…閉所恐怖症気味のわたしは無理。最前席が1席だけ空いていたので、お願いしてそちらに座らせてもらいました。そして車が走り出してすぐ、隣と後ろの女性が嘔吐し始めて、憂鬱なツアーのスタートに…。
1日で600キロ以上の走行距離、山道走行もあるので(スピードも出るし、運転が荒くてドキドキした場面もありました)、車酔いしたり、閉所恐怖症持ちの方は、ツアーを予約する時点で、前の方の席をリクエストしておいた方がいいです。
目次
メーカチャン温泉(Mae Kachan Hotspring)で足湯を楽しむ
最初のストップは、足湯ができる温泉で、お土産屋さんもたくさん並んでいます。チェンマイから1時間ほど走ったところ、チェンマイとチェンライ県境、チェンライ側にあります。意外でしたが、タイ北部には多くの温泉があります。
足湯を楽しんでいるのはアジア系の方々。
ここで、トイレを使用するには5バーツ硬貨が必要になります。トイレは便座と小型シャワーが付いていて、紙を流してはいけないタイプのもの(まだ慣れずに苦手…)。トイレットペーパーがないので、ティッシュ持参を忘れずに。あと、便座を拭くのにアンチバクテリア・ウェットティッシュも常に持ち歩いています。
ワット・ロンクン(Wat Rong Khun)白い寺院
温泉から1時間ほどで、純白の寺院と言われている、ワット・ロンクンに到着。これは迫力、すご〜い!そして、テーマパーク並みに混んでます。
タイでは有名なチェンライ出身のアーティスト、チャルムチャイ・コーシピパット(Chalermchai Kositpipat)氏がデザインし、1997年から建設が始まり、未だ増築中で未完成とのこと。建設資金を捻出するために敷地内で氏の作品が販売されています。
タイの伝統芸術と超現実主義が融合した寺院。純潔、天国をイメージした寺院の外観は白で、寺院に入る際に渡る橋の下は地獄をイメージし、助けを求める人々の手が..。.建物内部の壁画には、バッドマン、スーパーマンなどのモチーフがあったり、かなり異色で面白いです。
この豪華な金ずくめの建物は、なんとトイレ!しかも無料で使用できます。
ワット・ロンクンを後に、ゴールデン・トライアングル(The Golden Triangle)へ向かいます。
ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)、メコン川を渡ってラオスへ
タイとラオス、ミャンマーの3カ国の国境が接するゴールデン・トライアングル。麻薬の生産地として名高かったこの地域は、今は観光地としても栄え観光客がたくさん訪れます。
さて、12時前にラオスへのボートの発着場所に近いレストランに到着。11名、2つのテーブルに分かれて、バイキング形式のランチです。タイ料理、ミャンマー料理など、たくさんのお料理の中から選べます。フルーツ、コーヒーも。
ここから、ボートでラオス領ドンサオ島に渡ります。
パスポートはタイ側に戻ってくるまでガイドさんに預けます(大丈夫かな…ちょっと不安)。パスポートにタイとラオス出入国のスタンプは押されず、Donesa Island Visiting Ticketというものを、タイ側に戻ってきた時に渡されただけでした。
ボートは他のツアーのお客さんと混乗。小雨の中、ライフジャケットを着用して出発です。
タイ側にはボートに乗った黄金のブッダが見えます。
行き交う船を眺めながら、メコン川を渡っていることに感動…。
ラオス側にそびえる豪華なカジノ。
10分くらいでドンサオ島に到着。
お土産屋さんが並ぶのんびりとした場所でした。
名物のサソリ入りのスコーピオン・ウィスキー!ガイドさんはコブラ入りのウィスキーの試飲を勧めてくださったけど、遠慮しました。
ドンサオ島には1時間弱の滞在、同じボートでタイ側に戻ってきます。
タイ側から眺めたゴールデン・トライアングル。
そして、今日最後のスポット、ヤオ族とアカ族が暮らす村へ。
山岳民族のヤオ族とアカ族が暮らす村(Yao, Akha Hilltribe Village)
これらの山岳民族の村は、チェンライ県の高地にほぼ集中しています。アカ族はミャンマーから国境を越えてタイに移住してきたそうです。当時は麻薬の原料となるケシの栽培が行われていましたが、現在は他の農業に従事したり、女性は色鮮やかな独自の刺繍やパッチワークなどを施した小物やバックなどを創り、販売なども行っています。ガイドさんによると、若い世代は学校教育を受け、教師になったりなど、あらゆる職業に従事しているそう。
アカ族は、あらゆるものに精霊が宿ると信じるアニミズムで、村の入り口には、鳥居のような門と、男女の木偶が祀られています。これは悪霊などから守り、子孫繁栄や豊作を祈願するものだそうです。神聖なものなのでくれぐれも触れないように。
女性たちは民族衣装の銀のアクセサリーが使われた帽子をかぶっています。重さが3キロもあるそうです!
手作りの、刺繍やパッチワークなどを施した小物など、お土産品を購入することができます。
この後、軽食が食べられるサービスステーションでの休憩を一回挟んで、チェンマイへ戻ってきたのが夜8時過ぎ、12時間にわたるツアー終了です。ガイドさん、運転手さん、本当にお疲れ様でした!
タイ北部の魅力に触れられた、充実のツアーでした。わたしの中では特に、メコン川を渡れたことがとても印象深いです。