こんにちは、Ruiです。
小さい頃からアトピー体質で、顔、首、手など部分的にステロイド(リンデロンなど)をたまに塗っていましたが、日常生活に支障はなかったです。
それが、シドニーに移住後30代で突然アトピー症状が全身悪化。皮膚科で診てもらったり自然療法などもいろいろ試したのですが、なかなか良くならず悩んでいました。肌の赤味・乾燥・痒みが辛く、人と会いたくない、仕事に行きたくない憂鬱な日々。
その後、シドニーから気候が温暖なクイーンズランド州に引越し、頻繁に汗をかく環境に。そして週に1〜2回海水浴を始めました。最初の数回は引っ掻き傷に海水が染みてとても痛かったですが、1ヶ月後にはすでに症状の改善が感じられ、数ヶ月後にはだいぶ良くなってきました。皮膚が強くなってくる感じ。新しい仕事を始めたのはこの頃。
ステロイド軟膏は使用せず、痒みを抑えるため(掻いてしまうのを防ぐため)に抗ヒスタミン剤(クラリティン)は1年服用していました、1日半錠、4分の1錠と徐々に減らしてやめました。
無理せずできる範囲で玄米、野菜を多く摂り、お肉よりお魚を。添加物・保存料はできるだけ避け、バイオダイナミックのヨーグルトを食べる、お酒は控えるなどを心がけ、2年ほど自然療法士のアドバイスも受けながら、改善と少し悪化を繰り返していました。
日本と季節が反対の南半球。クイーンズランド州ゴールドコーストのビーチ、温暖な気候と言っても5月下旬から10月上旬は海の水が冷く感じます。この時期無理して海に数回入りましたが寒くてリラックス効果は感じられませんでした。入ろうと思えば一年中入れるのですけどね…。海水浴をする回数が減るとじわじわプチ悪化しちょっと焦ります。
海水浴ができない時期は、エプソムソルト(Epsom Salt)を入れたお風呂によく浸かっていました。
サプリメントはビタミンC (亜鉛、ベータカロチン他配合)パウダー、月見草オイルカプセル、亜麻実油、メガオイル(オメガ2,6,9)などを摂っていました。
海水浴を始めて1年後、症状のプチ悪化はまだあるけど、1年前と較べると大きな改善です。毎日服用していた抗ヒスタミン剤を止め、冬はあまり海水浴をしていないのに、酷い悪化はなかったです。その後数年はたまに海水浴をする程度に。
3年後には海水浴を全くしなくなり、食生活はちょっと気をつけるくらい、食べたいもの何でも食べて、お酒もちょっと飲みます(元々あまり飲めないので1-2杯)。全てのサプリも摂るのをやめました。
普通の生活に戻りましたが、アトピーが全身劇的に悪化することはありません。日本での乾燥しがちな冬や花粉の時期、海外旅行で慣れない環境にいる時は、顔や手など部分的に症状が悪化することはありますが…。
今でも洗剤や石鹸、コスメなどは肌、身体に優しいものを意識して選んでいます。
スキンケアはオーガニックのエクストラバージン・ココナッツオイルを使っていて、メイク落とし、保湿と活躍です。抗炎症作用があるので、アトピー症状がひどい時も使っていました。
髪も石けんで洗ってます。使っているのはシャボン玉石けん、それがない時は、自然派のカレンジュラ石けんを現地で買っています。
ふりかえってみると、症状の改善は海水浴の効果、それに住まいや仕事の環境が変わったこともプラスに働いたのではと感じます。
最後に、アトピー性皮膚炎の増悪原因や症状は人によってさまざまでで、合う治療法も異なります。海水浴で症状が悪化する場合もあるようです。本記事はあくまでわたし個人の経験なので、参考程度にしてください。
今、アトピーで辛い思いをされている方の症状が早く改善されることを願っています。