こんにちは、Ruiです。
日本へ一時帰国中、1月中旬に東京から草津へ一泊二日で行ってきました。過去、日本帰国時に何回か利用して良かったのと、泊まりたい旅館(望雲)とJRがセットになったものがあってお得だったので、今回も日本旅行のJR+宿泊プランを利用しました。
申し込みはネットで実家の住所・電話番号で。出発10日前に郵送で実家にJR券と宿泊クーポンが届きました。
目次
冬の草津旅行 1日目
往路(上野から草津の宿までの移動)
上野駅10時1分発の草津1号に乗車。平日だったので空いていて快適。長野原草津口駅に12時18分着。2時間半弱、あっという間です。
長野原草津口駅を出たところにJRバス停があり、草津温泉行きのバスが数台停まっています。12時30分発のバスに乗り、20分ほどで草津温泉バスターミナルに到着。運賃は片道大人700円、降りる際に現金で支払いました。Suicaも利用できるよう。
草津温泉バスターミナルから、予約してある宿草津温泉 望雲に電話、5分くらいでミニバスでお迎えがきます。宿まではほんの数分。チェックインまで1時間ほどあったので荷物をフロントに預けて外出することに。
草津 西の河原公園(さいのかわらこうえん)
宿から西の河原公園まで徒歩5分ほど。すご〜い、ところどころから湯けむりが上がる風景はワンダーランド!のようで夫も大感動。足湯を楽しむ人たちも。
わたし達は宿の温泉以外は入りませんでしたが、西の河原公園内に、有名な西の河原露天風呂があります。男女あわせて500平方メートルの露天風呂、利用料大人600円。タオルが買取で大人1350円なので、利用する際はタオル持参したほうがいいですね。
西の河原公園散策後、宿に14時過ぎに戻ってチェックイン。ちょっとお部屋で休んで、温泉を満喫、幸せ。和個室での夕食後、宿のスタッフから湯畑のライティングが綺麗ですよ〜と聞いたので、行ってみることに。
草津 夜の湯畑
宿から湯畑までも徒歩5分ほど。立ち上がる湯けむりと色とりどりの光、幻想的できれい!でも寒かった…浴衣と丹前で出てこなくて良かった…マイナス5度くらい、明日は最低気温マイナス14度とか。夜外出する際はきちんと防寒が必要です。
草津温泉のライティングは2016年12月に湯畑、17年3月に西の河原公演で始まりました。どちらも世界的な照明デザイナー、面出薫(めんでかおる)氏が監修したものです。次回は西の河原公園のライティングも見てみたい。
草津を訪れた偉人・著名人の碑が湯畑の石柵に刻名されています(『草津に歩みし百人』の碑)。豊臣秀次、小林一茶、横山大観、田中角栄、与謝野晶子、力道山、石原裕次郎などなど。戦国時代には武将たちが傷を癒しに、千数百年の昔から多くの人々に愛され続けている草津、天下の名湯です。
草津 光泉寺(こうせんじ)
湯畑の正面高台に建つ光泉寺。ご本尊は病気の災いを除く薬師如来。湯畑近辺の源泉はこの薬師如来の足元に湧き出ているため功徳が大きいと言われています。階段を登った山門からは湯畑の全貌が見渡せます。
宿に戻り、冷えた身体を温めるためまた温泉へ。夜9時ごろだったので空いていてほぼ独り占めで3つのお湯に浸かり温まってから就寝。
冬の草津旅行 2日目
草津 「熱乃湯」で湯もみと踊りショー 湯もみ体験も!
宿で朝食をとり温泉に浸かり、10時のチェックアウト後に湯畑前にある「熱乃湯」へ。大人600円の入場券を窓口で購入。開場まで10分くらい、並んで待つことに。湯もみと踊りショーは1日に6回行われています。
2015年に大正ロマン風のクラシカルな建物にリニューアルした「熱乃湯」。
開場、観客が入場着席すると司会の方が出て来て、嬉しいことにこのショーでの写真・動画撮影OKとの説明あり。2017年7月から、俳優・三宅裕司さん主催の劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」の団員が司会進行をしてショーを盛り上げています。
まずオープニングムービーが流れ、次に草津節の踊り披露。
お待ちかね、湯もみガールズによる草津節湯もみの実演。
湯もみガールズは13名が登録していて、大学生から35年の大ベテランさんまで。応募資格は”草津を愛する人”だそうです。地元の草津小学校では、草津節を教え、熱乃湯で湯もみ体験の課外授業もあるそう。伝統文化を観光客、住民へと伝える活動がなされているのですね。
実演に続いて、舞台から向かって両側の観客席から10名ずつ(計20名)が参加できる湯もみ体験が2回行われます。計40名が参加可能。夫が参加を希望していたので、ネットで読んで湯もみ体験に参加しやすい席(舞台に向かって左側舞台近く)を最初から確保、無事1回目の湯もみ体験に参加でき満足!希望者はだいたい参加できる感じですが、確実に湯もみ体験したい場合には、湯もみ体験用のプログラムが土日祝に行われているようですので熱乃湯のサイトで確認されることをおすすめします。
湯もみ体験に参加した夫がもらった賞状。5回(!)参加すると記念品がもらえます。
そして、踊りと湯もみ(草津湯もみ唄)でショーの締めくくり。
このショーが終わる頃には、草津節の”草津よいとこ 一度はおいで 〜”が、頭の中でリピートするほど草津が大好きに。すごく楽しい!草津に行ったら必見のショーです。
草津 湯畑の周辺散策
湯もみと踊りショーの後は、湯畑周辺を散策とカフェでお茶しました。昨夜の湯畑ライティングも幻想的で綺麗だったけど、日中に見る、もうもうと湯けむりを上げる湯畑も迫力。
2017年秋、湯畑が他に例を見ない源泉地の風致景観が評価され、「日本国指定名勝(国名勝)」に指定されました。温泉地として「別府の地獄」に次いで二例目。そして湯畑を中心とした温泉街の町づくりが評価され、同6月には「都市景観大賞」、8月には「アジア都市景観賞」を受賞。草津すごいですね!草津温泉のリピーターが褒め称えるのも納得です。観光スポット、宿では外国からの観光客も多く目にし、中国の方が多い印象でした。
ここが温かくて気持ちいいのか、湯畑近くにあるベンチの下で大人しくしてる猫ちゃん。
屋根の上に雪が結構積もってます。
草津のお土産
草津のお土産といえば、温泉まんじゅう。できれば無添加のものがいいな〜と何軒かお店を周ります。で、湯畑すぐ近くの「山びこ温泉まんじゅう」で無添加の温泉まんじゅうを見つけました、嬉しい!東京の家族と友人に購入。
わたしも友人から話を事前に聞いていたのですが、おまんじゅうの試食をお茶とともに勧め、かなり強引な客引きをしているおまんじゅう屋さんが西の河原通りにあるのでご注意を。
そして、昨日も行ったのですが、もう一度あの湯けむりワンダーランド的光景が見たくて西の河原公園へ行って来ました。
何度も行き来した西の河原通り。
西の河原通りで珍しい三色ポストを発見。何かな、と思ったら下記の説明がポストの側に。1901年まで日本のポストは黑色だったんですね。
日本で郵便制度が始まった初期のポストの色は赤色ではなく黒色だった。しかし、当時公衆便所が普及し始めた頃でもあり、黒い木製の郵便箱の「便」の文字を見た通行人がトイレと勘違いしたり、当時はまだ街頭などが十分に整備されていなかったため、夜間は見えずらくなるなどの問題が起こり、1901年に鉄製のポストを試験導入した際に目立つ色として赤色に変えられた。この3台は実際に使われていたものをレトロ風に塗り替えたポスト。草津温泉では「湯の色」にちなんでエメラルドグリーンのオリジナル温泉ポストを設置しました。尚、郵便物の投函はできません。
草津の宿から帰路
行きと同じく宿のミニバスで草津温泉バスターミナルまでの送迎があるので、宿に戻り出発時間までラウンジでくつろぎタイム。草津温泉バスターミナルからのバス出発時刻30分前に宿を出て、10分弱でターミナルに到着。そこから、JRバスで長野原草津口駅へ。駅一階の食堂で、帰りの電車の中でお腹が空いた時用に「舞茸山菜炊き込み弁当」(500円)を購入。
15時43分に長野原草津口駅を出発して上野に向かいます。2時間半弱で上野に到着する予定でしたが、「途中異常な音を確認、電車と線路の安全点検」で30分ほど停車後、無事運転再開。予定時間より遅れての到着となりました。
草津温泉はお湯もいいし、町の雰囲気も良く見所が結構あって楽しかった。またぜひ訪れたい場所になりました。
草津本白根山噴火に関して
本白根山の噴火はわたしたちがこの旅行から帰って来た後に起きました。これから草津への旅行を計画する際は草津町のサイトを参考にされた方がいいですね。2018年2月3日更新で、草津町長から状況の説明が下記の通り掲載されています。
2018年2月3日 更新
草津本白根山噴火に関し、不安とご心配をおかけいたしております。
報道にあるとおり3000年以来の噴火と言われております。噴火により噴火警戒レベルが3になりましたが、本白根山と草津温泉街は5キロメートル以上離れており、全く温泉街には危険が及ぶ位置にありません。当然のことですが、草津町長として噴火口周辺を暫定的に2キロメートルの立入りを禁じていますが、その範囲以外は危険はありません。この度の噴火の被弾距離は約1キロメートルと推定しております。火山噴火はマグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、水蒸気噴火と分類されますが、今回の草津本白根山で発生しているのは水蒸気噴火とされ、マグマが噴出し温泉街に到達するような事はありえません。また、一部報道で言われている融雪泥流の問題は火山の種類から考えられません。
すでに本日1月24日より天狗山スキー場、御成山スキー場は営業を再開します。また、殺生クワッドリフト、青葉山ゲレンデの営業も近日中に行う予定です。なお、(湯釜のある)白根山の噴火警戒レベル1の規制範囲(500m規制)に変化はありませんので、志賀草津高原ルート(国道292号)は関係者との協議を行いますが4月に開通を予定しております。
草津町は情報収集を行いサイエンスの視点から対応しておりますので、安心して草津温泉にお越しください。平成30年1月24日 草津町長 黒 岩 信 忠
引用元:https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1516837573817/index.html
(湯もみとは)
草津温泉の源泉は熱く、50℃近いものがほとんどで、そのまま入浴することはとてもできません。しかし温度を下げるために水を入れたのでは、温泉の効能が薄れてしまいます。そこで、熱い源泉の中に六尺板を入れて湯をもみ、入浴できるまでの一定の温度に下げる「湯もみ」が考え出されました。また、「湯もみ」をすることにより、温度を下げるだけでなく、湯を柔らかくする効果や入浴前の準備運動にもなります。
引用元:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/history.html