11月中旬から1ヶ月ほど日本に滞在していた際、横浜駅からすぐの場所にある大型XRエンタテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」で、VR作品『Horizon of Khufu(ホライゾン・オブ・クフ)〜古代エジプトへの旅〜』を体験してきました。
約45分間、VRヘッドセットを装着して実際に歩きながら、4500年前の古代エジプトやクフ王のピラミッド内部を巡る没入体験です。
VR初心者で、閉所恐怖症気味のわたしでも問題なく楽しめたので、今回はその体験をレビューします。
目次
IMMERSIVE JOURNEYとは?横浜で体験できる国内最大級のVR施設

2024年12月、横浜にオープンした IMMERSIVE JOURNEY(イマーシブジャーニー)は、国内でも最大級のスケールを誇るXRエンタテインメント施設です。
来場者はVRヘッドセットを装着し、実際に体を動かしながら広い空間を歩き回ることで、まるで別世界に入り込んだかのような体験ができます。映像を「見る」のではなく、自分の足で移動しながら世界を巡る感覚が強く印象に残ります。
IMMERSIVE JOURNEY公式HP:
https://immersivejourney.jp
予約方法と当日の流れ|受付・服装・持ち物を事前チェック
予約は、IMMERSIVE JOURNEY公式HP(「チケット購入」からチケット販売ページのアソビューに飛びます)で数日前に行い、当日は予約時間少し前に到着し、QRコードを表示(アソビュー!アプリを使用)して受付を済ませました。
無料のロッカーに大きな荷物を入れました。縦長のロッカーなので、荷物の大きさ形によっては入らないかもしれません。斜めがけできる小さめのショルダーバッグにスマホなどを入れ、体験しました。小さいバッグを持っていなかった友人は、借りることができました。※体験中の携帯電話の使用は危険なため禁止されています。
露出の多い服装や、ハイヒール・厚底靴などでは参加できません。動きやすく安定した靴(スニーカー推奨)が必要です。わたしはスニーカーを履きました。
VR体験前に注意事項の説明がありました。気分が悪くなった場合は、その場で立ち止まり手を挙げるとすぐスタッフが対応してくれる体制です。この安心感は、VR初心者&閉所恐怖症気味のわたしにはありがたいポイントでした。
体験前にニックネームを登録し、VRヘッドセット(ヘッドマウントディスプレイ)を装着。眼鏡をかけたままでも問題なく使える設計で、圧迫感も少なく、重さもそれほど気になりませんでした。

体験後、会場出口近くにこのVRヘッドセットが置かれていて、写真撮影ができます
体験そのものの所要時間は約45分。これに加えて、VRヘッドセット装着や操作他説明などの準備時間が15分ほどです。
VR体験の内容とストーリー|ピラミッド内部から古代エジプトへ
世界の七不思議の中で唯一現存する、クフ王の壮麗なピラミッド。
この『Horizon of Khufu(ホライゾン・オブ・クフ)〜古代エジプトへの旅〜』VR体験は、ガイド役のモナに案内されながら、その内部へ足を踏み入れるところから始まります。
古代エジプト建築の傑作とされる「大回廊」を進み、ファラオの石棺についての解説を聞いていると、突然暗闇に包まれます。そこから物語は一気に広がり、時空を超えた旅へと導かれていきます。
ピラミッドの頂上からは、ギザの大地と遠くに広がるカイロの街を一望、とても印象的でした。
さらに「太陽の船」に乗ってナイル川を航行し、約4500年前の古代エジプト人が行っていた神聖な儀式へとたどり着きます。
途中で登場する古代エジプトの猫もとても良いアクセントになっていました。
『Horizon of Khufu ~古代エジプトへの旅~』予告編 30秒の動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=ei8UoK1rBqg&t=3s
床は動かないのにリアル?フリーローム型VRの仕組み
床や足場は実際には動かず、会場は平らな空間です。でも床が動いているように感じ、足がすくんだり浮遊感があるほどリアルでした!圧倒的な没入感でした。
今回体験した『Horizon of Khufu(ホライゾン・オブ・クフ)〜古代エジプトへの旅〜』は「フリーローム型VR(Free-Roam VR)」 と呼ばれる方式のVR体験だそうです(気になったので調べてみましたが、もし認識違いがあればご容赦ください)。
フリーローム型VRとは?
フリーローム型VRとは、VRヘッドセットを装着したまま実際の空間を自由に歩き回れるVR体験のこと。
その場で立ったまま操作するVRや、コントローラーで移動するVRとは違い、自分の足で歩く動きがそのまま仮想空間に反映されます。
どんな仕組みになっているの?
次のような仕組みが使われているようです。
- 数百平方メートル(またはそれ以上の)規模の専用スペース
- 参加者はVRヘッドセットを装着
- 天井や空間に設置されたトラッキングシステムが、参加者の位置・向き・動きをリアルタイムで検知
- 現実空間で一歩進むと、VRの世界でも一歩進む
そのため、ピラミッドの内部や古代エジプトの空間を「操作している感覚」ではなく、実際に歩いて探検している感覚で体験できます。
複数人で同時に体験できる
このVRは一人用ではなく、複数人が同時に同じ空間に入り、同じ世界を共有できます。
一緒に同時参加している友人などと一緒に歩き、同じ景色を見て、「あそこ見て!すごいねー!」などと声をかけ合えるのも大きな特徴です。
今回の体験は同時参加1グループ4名まで可能です。
なぜ高所にいると錯覚する?VRで「上に上がる」理由
フロアごと上に上がっているような感覚の場面があり、あまりにもリアルで驚きました!
これは、
- 視界がどんどん高くなる映像演出
- 下を見下ろす構図
- 立体音響
- 自分が前に進んでいる身体感覚
これらが組み合わさり、脳が「本当に高所にいる」と錯覚するためだそうです。
閉所が苦手でも大丈夫?実際に体験して感じたこと
わたしは閉所恐怖症気味なので、少し心配でしたが大丈夫でした。
公式サイトでは、以下の方は利用不可とされています:
- 妊娠中の方
- 飲酒されている方
- 高血圧・心臓・首・脊髄に疾患のある方
- 体調不良の方
- 高所・閉所恐怖症の症状が強い方
実際には、
- 狭い通路を通ったり、屈んで進む場面がある
- 足がすくむ場面は何回かある
- でもパニックになるほどではない、という印象。
わたしは体験前、「少し不安がある」程度でしたが、スタッフの説明をしっかり聞いたことで、その不安は和らぎ、十分に楽しめる体験だと感じました。
何より、途中でしんどくなった場合でも、その場で立ち止まって手を挙げれば、すぐにスタッフが対応してくれるので安心です。
ただし、感じ方には個人差があるため、その点は人それぞれかもしれません。
制作会社はどこ?
本作はフランスの制作会社Excurioが開発。
Excurio(エクスキュリオ)は、文化体験の新たなフォーマットである「没入型探検(Immersive Expeditions)」の創出を目的として、2020年に設立された制作スタジオです。
Excurio のルーツは2005年にまで遡ります。没入型テクノロジーに強い関心を持つエマニュエル・ゲリエロとファビアン・バラティは、VR専門の制作会社Emissiveを設立し、『The Enemy』(2015年)や『Mona Lisa: Beyond the Glass』(2019年)など、国際的に高い評価を受けた体験型コンテンツを世に送り出してきました。
考古学的監修にはハーバード大学の研究チームが参加し、エンタメでありながら、学術的な裏付けもある点が特徴です。
日本語訳監修は、日本を代表するエジプト考古学者の吉村作治氏が担当。
日本語声優は、ガイド役はファイルーズあいさん、バステト役は沢城みゆきさんとなっています。
料金・所要時間・会場(※体験前チェック)
料金
- 休日:5,000円/1名
- 平日:4,000円/1名
※4名以上の場合は団体チケットを購入
(2025年12月29日時点での料金です、料金は曜日・時期により変動する場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。)年末年始休業期間:12月30日(火)〜2026年1月3日(土)
所要時間
- VR体験時間:約45分
- ヘッドマウントディスプレイの着脱や説明等に別途約15分
合計:約60分
対象年齢・注意事項
対象年齢
8歳以上
注意事項
・高齢者(70歳以上の方)
高齢者の方1名につき、70歳未満かつ16歳以上の方1名による付き添いサポートが必要です。
※付き添いの方も別途チケットが必要となります。
・10歳以下の子供
13歳以上70歳未満の同行者の方と手をつないでの体験となります。
同行者1名につき、一緒に体験できる10歳以下の子供は最大2名までです。
※7歳以下の子供、または12歳以下の子供だけでの体験はできません。
会場
横浜アソビル IMMERSIVE JOURNEY
神奈川県横浜市西区高島 2-14-9 アソビル 3F(横浜駅直通)
※詳細は、IMMERSIVE JOURNEY公式HPで事前にご確認ください。
https://immersivejourney.jp/khufu.html
『Horizon of Khufu(ホライゾン・オブ・クフ)〜古代エジプトへの旅〜』を横浜以外でも体験できる?
横浜の「IMMERSIVE JOURNEY」の名古屋版である「IMMERSIVE JOURNEY 名古屋」は2026年1月23日にオープン予定のようです。
オーストラリアでは、シドニーのFever Pavilion at Sydney Showgroundで体験できます。
予約はfeverで可能。


そのほか、体験できる都市は下記の通りです(※情報は2025年12月29日時点のものです)。

おわりに
約45分という体験時間は、体感では驚くほど短く感じました。
わたしは体験中、VR酔いはありませんでした。
また、他の参加者との距離が近づくと相手が半透明のアバターとして表示されるため、人とぶつかるような場面もなく、トラブルも特にありませんでした。平日の午後3時半スタートだったこともあり、比較的空いていたのかもしれません。
VRヘッドセットを外した瞬間、エジプトの壮大な冒険から横浜に戻ってきたような不思議な感覚でした(笑)。
入場料が少しお高めに最初感じましたが、観光・歴史・テクノロジーが融合した、素晴らしい没入体験、とっても面白かったです。お値段以上の価値があると思いました。
もう一つのVR作品『Tonight with the Impressionists Paris 1874 〜印象派画家と過ごす夜〜』
横浜の「IMMERSIVE JOURNEY」では、『Tonight with the Impressionists Paris 1874 〜印象派画家と過ごす夜〜』という作品も体験することができます。
実は、最初こちらの作品に興味を持ったので、機会があれば体験してみたいです。
こちらは、1874年のパリを舞台にした作品。物語の出発点となるのは、約30名の画家が参加し、165点を超える作品が発表された「第1回印象派展」。その会場となった、カピュシーヌ大通りにあった写真家ナダールの旧スタジオが再現されているそうです。
ご興味を持たれた方は、『Horizon of Khufu(ホライゾン・オブ・クフ)〜古代エジプトへの旅〜』や『Tonight with the Impressionists Paris 1874 〜印象派画家と過ごす夜〜』で、素晴らしいVR体験をしてみてはいかがでしょうか。





















