アデレードから始まった2泊3日の寝台列車The Ghan(ザ・ガン)の旅も、いよいよ最終日を迎えました。
昨夜も寝台列車ならではの揺れを感じながら眠りにつきました。アウトバックを力強く突き進む振動とともに、3日目の朝がスタートします。
この記事では、2026年5月に乗車したザ・ガンの旅・最終日の様子、キャサリン峡谷クルーズや終着駅ダーウィン到着までをご紹介します。
今回の旅のルート

▼ザ・ガン乗車2日目の様子は、こちらの記事でご紹介しています。
目次
3日目の朝食 | クイーン・アデレード・レストラン
この日の朝食は、朝6時半から8時半の間の好きな時間に行くスタイルでした。
午前9時ごろにはキャサリン駅で下車し、キャサリン峡谷クルーズに参加する予定だったため、早めにいただくことにします。
朝6時15分にアラームで起床し、身支度を整えて午前7時前にダイニングカー、クイーン・アデレード・レストランへ。スタッフの方に笑顔で迎えられ、案内された席につきました。窓の外には美しい朝の景色が広がっています。

この日はアメリカからのご夫婦とご一緒させていただき、賑やかな朝食タイムとなりました。
メニューは、ジュース3種類(オレンジ、アップル、トマト)、前菜2種類(シリアルまたはチアシード・パフェ)、メイン3種類の中から選ぶことができます。最初にコーヒー、フラットホワイトもお願いしました。


夫はチアシードパフェとクロックマダム、わたしは目玉焼きにチポラタソーセージやベーコンが乗ったボリューム満点のFull Breakfastを注文。




キャサリン駅に到着!大自然のアート「キャサリン峡谷クルーズ」へ
午前9時ごろ、列車は北部準州(ノーザンテリトリー)の Katherine(キャサリン)駅に到着しました。ここでのオフトレイン・エクスペリエンスは、楽しみにしていたNitmiluk Gorge Cruise(ニトミラック・ゴージ・クルーズ)に参加します。


列車を降り、ツアーバスに乗り込み、クルーズの乗船場へ移動。


キャサリンは暑かったです。送迎バス乗り場付近に用意されていた冷たいボトルウォーターを受け取りました。暑さ対策としてJourney Beyond のロゴ入り折りたためるうちわも置かれていました。デザインも素敵だったので、旅の記念に持ち帰りました。

いくつかのボートに分かれて出発したのですが、運良く一番前の席に座ることができました。

ボートが走り出してしばらくすると、目の前には気の遠くなるような年月をかけて自然が作り出した壮大な断崖絶壁が広がりました。Katherine River(キャサリン川)の両脇に高くそびえ立つ崖は、まさに大自然のアートそのものです。



この峡谷は先住民 Jawoyn 族の伝統的な土地で、「Nitmiluk」という名前にはセミにまつわる伝承が残されているそうです。
クルーズはガイドさんの説明とともに終始ゆったりと進み、峡谷の美しさに心から癒される時間でした。
ガイドさんに教えていただき、川岸の岩場で日光浴をしている淡水ワニを2匹見ることができました。小さなワニだったため遠目にしか見えませんでしたが、オーストラリアのアウトバックらしい大自然を肌で感じることができました。残念ながら写真を撮ることはできませんでした。


3日目のランチ | クイーン・アデレード・レストラン
午後12時半ごろに列車へ戻り、少し落ち着いたところで最後のランチへ向かいました。この日のランチ時間も、午後1時15分から3時15分の間の好きな時間に行くスタイルでした。
テーブルでは、この旅を通じてとても仲良くなったご夫婦とご一緒させていただき、旅の思い出話に花が咲きました。
メニューは、3種類のメインと2種類のデザートから選びます。


メインに選んだのは、スタッフの方おすすめのバッファロー(水牛)カレー。じっくり煮込まれたお肉はとても柔らかく、スパイスの効いたコクのあるルーがジャスミンライスやロティに絶妙にマッチして美味しかったです。マスカットのスパークリングドリンクとの相性もとても良かったです。


デザートのマンゴーとチョコレートのスイーツ(夫はパイナップルムース)までしっかり堪能し、ザ・ガンでの最後のお食事となりました。


お別れの挨拶とパッキング、車窓に広がるシロアリ塚
午後3時過ぎ、終着駅に向けて部屋でのパッキングを始めました。
窓の外に目をやると、アウトバック特有の巨大なシロアリ塚がいくつも点在しているのが見えます。

14時16分に撮影
お部屋のブックレットによると、多くのシロアリ塚は南北方向を意識した向きで作られているそうです。広い面を東西方向に向けることで、塚の中の温度や湿度を一定に保つというシロアリたちの驚くべき知恵を知り、流れる景色がさらに興味深く見えました。
その後、アデレード・リバーを渡る際には車内アナウンスが流れ、部屋を出て廊下の窓からその雄大な川の流れを動画に収めました。
下車の準備をしていると、客室担当のスタッフの方が挨拶に来てくれました。実は本来の担当の方が、他の乗客の体調不良の付き添いで急きょカバーに入ることになり、代わりに別のスタッフの方がお別れの挨拶に来てくれたのです。
レストランの入り口に置いてあったレビューフォームに記入し、スタッフの方へお渡ししました。スタッフ皆さんの温かい心遣いとおもてなしのおかげで、本当に快適に過ごすことができました。
ついに終着駅ダーウィンへ到着
列車は少し遅れて、18時半ごろに終着駅のDarwin Berrimah Terminal(ダーウィン・ベリマー・ターミナル)に到着。


名残惜しさを感じながら送迎バスへ乗り込みました。
ホテルがある市の中心部まで約15キロ、15〜20分ほどでした。


実はこの送迎バス、本来は近くのダブルツリー・バイ・ヒルトンでわたしたちもまとめて降ろされる予定で、そこからは自力で移動するはずでした(と言っても徒歩4分ですが)。
しかし、わたしたちの滞在先がそのすぐ先にある ノボテル(Novotel Darwin) だと知った運転手さんが、配慮してくださり、ノボテルの目の前まで送ってくれたのです。ザ・ガンの旅の最後にも、人の温かさに触れることができました。
おわりに
アデレードからダーウィンまで、オーストラリア大陸を縦断した2泊3日のザ・ガンの旅。
窓の外に広がる壮大な景色や美味しい食事、シンプソンズ・ギャップをはじめとする観光ツアー、そして列車の中で出会った人たちとの温かい交流など、たくさんの思い出ができました。
そのすべてを含めて、列車で旅をする時間そのものが、日常とは違う特別な体験でした。
ザ・ガンで過ごした3日間は、忘れることのできない旅になりました。
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