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【The Ghan(ザ・ガン)乗車記】1日目 アデレードから出発!オーストラリアを縦断する寝台列車の旅




オーストラリアを南北に縦断する豪華寝台列車「The Ghan(ザ・ガン)」。

約3,000kmを走るオーストラリアを代表する長距離寝台列車です。

今回、わたしたち夫婦は Gold Twin Cabin (ゴールドツインキャビン)を利用し、2026年5月にアデレードからダーウィンまで2泊3日で乗車しました。

スタッフの方によると、この日乗車した列車は36両編成、全長約850mとのこと。実際にホームで目にすると、その長さに圧倒されました。

ザ・ガンの歴史は古く、運行が始まったのは1929年です。名前の由来は、かつてオーストラリア内陸部の開拓を支えたアフガニスタン人のラクダ使いたちにあります。

この列車は当初「The Afghan Express(アフガン・エクスプレス)」という愛称で呼ばれており、その名前が短縮されて現在の「The Ghan(ザ・ガン)」になったとされています。

当初はアリススプリングスまでの運行でしたが、ダーウィンまでの鉄道が開通し、現在の約3,000kmにおよぶ南北縦断ルートが完成したのは2004年のことです。

100年近い歴史の中で少しずつ路線が伸びてきた鉄道で、その長い歴史を感じます。

飛行機なら4時間弱で移動できる距離ですが、オーストラリアの広大なアウトバックの中を列車でゆっくり北へ向かう旅に以前から惹かれていました。

途中停車駅で用意されている「オフトレイン・エクスペリエンス(下車観光ツアー)」も含めて、オーストラリアの広大なアウトバックをより身近に感じてみたかったのです。

実際に乗車してみると、期待以上に素晴らしい体験で、忘れられない旅になりました。

現在のザ・ガンは、すべての乗客が個室寝台を利用するスタイルとなっていて、食事やアルコール類を含む飲み物、途中駅での観光ツアーなどが全て代金に含まれたオールインクルーシブな旅が楽しめます。

この記事では、アデレードでのチェックインから乗車初日の様子をご紹介します。あわせて、Gold Twin Cabin(ゴールドツインキャビン)の客室や設備、ラウンジやレストラン車両など、実際に利用して分かった車内の様子についても詳しくご紹介しています。

今回の旅のルート

The Ghan Route Map

アデレード・パークランズ・ターミナルでチェックイン

宿泊していた南オーストラリア州、アデレードシティ中心部のホテルで朝食後、チェックアウトし、小雨の中UberでAdelaide Parklands Terminal(アデレード・パークランズ・ターミナル)へ向かいました。4キロ弱の距離、15分弱で到着。

列車出発の2時間前には到着しなくてはいけないのですが、少し遅れ、到着したのは10時20分頃。それでも十分余裕がありました。

ターミナルに着き、車から降りるとザ・ガンのフレンドリーなスタッフの皆さんが出迎え、チェックインをするのにどこに並べばいいのか丁寧に案内してくださったので安心できました。

チェックインカウンターは空港のような雰囲気。 Gold Twin、Gold Premium、Platinumで並ぶ列が分かれていました。カウンターで運転免許証(身分証明書)を提示し、大きなスーツケースを預けチェックインを完了。

ダーウィンに到着するまで預けた荷物にはアクセスできません

その際、名前やキャビン番号などが記載されたランヤードも受け取ります。乗車中は首から下げておくよう案内され、列車への乗車・下車の際にはスタッフがキャビン番号を確認していました。

出発前から始まる待合ラウンジでの特別な時間

Adelaide Parklands Terminal - The Ghan

チェックインを終えると、待合ラウンジへ。

すでにたくさんの乗客が集まっていて、ウェルカムドリンクのスパークリングワインやジュース、そしてミニマフィンやキッシュなど軽食が用意されていました。

ギターに歌の生演奏や、スタッフの紹介やウェルカムスピーチもあり、これから始まる旅への期待が高まります。

乗客はわたしたち夫婦よりも年上と思われる方が多く、ご夫婦で参加されている方も多いように感じました。実際にお話しした方々のほとんどが、リタイア後にゆっくり旅行を楽しまれているとのこと。車内は落ち着いた雰囲気で、まさに「大人の列車旅」といった印象でした。

お土産ショップもあり、出発前にザ・ガンのマグネットを購入。 旅の始まりに記念品を買うのも楽しいものですね。

いよいよザ・ガンに乗車

11時20分ごろ、乗車開始のアナウンスが流れ、列車へ。発車予定時刻は12時15分です。

A corridor on The Ghan
部屋へ向かう車内の通路

Gold Twin Cabinの客室

わたしたちの部屋はGold Twin Cabin(ゴールドツインキャビン)。2名利用向け客室の中では最もスタンダードなカテゴリーです。正確な面積は公表されていないようですが、体感としては7〜8㎡ほどのコンパクトな空間でした。

Gold Twin Cabin on The Ghan

ただ、実際に荷物を置いてみると工夫された収納スペースもあり、十分な広さでした。

閉所恐怖症気味なので乗車前は少し心配していましたが、Gold Twin Cabinで特に問題なく2泊3日を過ごすことができました。実際にはラウンジ車両やレストラン車両、途中駅での観光などで過ごしているうちに、あっという間に過ぎていったという印象です。

お部屋は長年使われてきた寝台列車らしい年季を感じます。内装や設備にはそれなりの使用感がありますが、滞在中に不便を感じることはありませんでした。

ちなみに、車内で知り合ったGold Single Cabinに滞在していた方から部屋の写真を見せていただく機会がありましたが、そちらはわたしたちの部屋より新しくきれいな印象でした。

キャビンタイプによって内装などの違いがあるようで、今後どのように更新されていくのか気になるところです。

設備と収納

キャビン持ち込み荷物

客室へ持ち込める荷物にはサイズ制限があります。わたしたちは機内持ち込みサイズのキャリオンバッグ2個と、無印良品のリュック、スリングを持ち込みました。

※持ち込み荷物の制限はキャビンクラスによって異なります。

実際に利用して感じたのは、コンパクトなキャビンではコロコロ付きのハードケースよりも、柔らかい素材のバッグの方が使いやすいということです。

ソフトタイプのバッグは収納スペースに合わせて形を調整しやすく、置き場所の自由度も高いため、荷物の出し入れがしやすく感じました。

コンセントとサージプロテクター

客室にはコンセントが用意されています。わたしたちは複数の機器を同時に充電できるサージプロテクション付きの電源タップを持参して利用しました。

Power point in Gold Twin Cabin on The Ghan

スマートフォンやカメラのバッテリー、ノートパソコンなど充電する機器も多いため、とても便利でした。

Journey Beyondによると、車内の電気はディーゼル発電機から供給されていて、電圧が変動する場合があるため、ノートパソコンなどを使用する際はサージプロテクターを利用するよう案内されています。

クローゼットにセーフボックスとヘアドライヤー

クローゼットにはハンガーが4本用意されていて、ヘアドライヤーとセーフボックスも収納されていました。

Closet in Gold Twin Cabin on The Ghan

セーフボックスは小さめで、わたしの13インチのノートパソコンは入りませんでしたが、財布やアクセサリーなどの貴重品を入れるには十分な大きさです。

Safe box in Gold Twin Cabin on The Ghan

客室の鍵とセキュリティ

なお、客室は中にいる時は鍵をかけることができますが、部屋を離れる際には施錠できません。そのため、貴重品は小さめのバッグなどに入れて持ち歩くか、セーフボックスを利用することになります。

もっとも、乗客は限られていて、車内は落ち着いた雰囲気だったので、わたしたちは特に不安を感じることはありませんでした。

飲料水とキチネット

また、各車両にキチネットがあり、24時間いつでも飲料水やお湯を利用できます。

The Ghan

写真左側のタップからは冷水と熱湯が出るようになっていて、客室に用意されているボトルや、自分で持参したボトルに水を補充することができます。備え付けのコーヒーや紅茶を自分で作ることもできるので便利です。

ラウンジのバーでボトルウォーターをもらうこともできましたが、車内では給水設備を利用してボトルを繰り返し使うスタイルが基本のようでした。

インターネット接続

インターネット接続は、Port Augustaを過ぎたあたり(16時40分ごろ)から、わたしたちのスマートフォン(ALDI Mobile利用)では不安定になりました。停車中や町を通過する際にはつながることもありましたが、圏外になる時間も長く、インターネットはあまり利用しませんでした。

なお、車内資料によると、Outback Explorer Loungeでは無料Wi-Fiを利用できるとのことでしたが、わたしたちは利用しませんでした。

バスルーム

バスルームは洗面台、トイレとシャワーが一体になったかなりコンパクトな造りです。

Gold Twin Cabin Bathroom on The Ghan

シャワーを浴びるスペースは狭い、列車で移動しながら毎日シャワーを使えるのはありがたいですね。限られた空間をうまく活用している印象でした。

シャワーを利用する際は、カーテンでトイレとシャワースペースを仕切る仕組みになっています。

壁に固定されたハンド&ボディウォッシュ、シャンプー、コンディショナーが備え付けられていました。

バスタオルはバスルーム内の防水キャビネットに収納されています。タオル交換を希望する場合は、スタッフにお願いすると対応してもらえます。

また、ポケットティッシュとサニタリーバッグも用意されていました。

ベッドメイキングと就寝準備

乗車後まもなく、担当スタッフの方が部屋の説明などに来てくれましたが、ベッドメイキングは安全上の理由から自分では行わず、スタッフに任せるルールとのこと。長距離列車ならではの配慮なのでしょう。

ベッドは日中はソファーとして使われ、就寝時には二段ベッドになります。通常は夕食へ行っている間にベッドがセットされ、翌朝は朝食の時間帯に再びソファーへ戻されていました。

なお、日中に横になって休みたい場合は、スタッフにお願いするとベッドを準備してもらうこともできます。

また、上段のベッドへ上がるための梯子もスタッフの方がセットしてくれます。この梯子が思った以上にしっかりした造りで、かなり重さがありました。

安全性を重視した設計なのだと思いますが、自分で毎日ベッドの下から出し入れするのは少し大変そうだったので、スタッフにお任せするルールにも納得でした。

下段ベッドの横にはスタッフを呼ぶためのコールボタンも設置されていました。

スタッフによるベッドメイキングや客室の案内なども親切、丁寧で、初めての長距離列車の旅でも安心して過ごすことができました。

ラウンジ車両へ | アウトバック・エクスプローラー・ラウンジ

荷物を整理したあと、わたしたちの車両から数両離れているラウンジ車両へ向かいました。 キャビンのクラスにより、利用するラウンジとダイニング車両が分かれています。

わたしたちは、Gold専用のラウンジ、Outback Explorer Lounge(アウトバック・エクスプローラー・ラウンジ)を、主に食事前に利用しました。

The Ghan - Outback Explorer Lounge
食事前の時間は、混雑します(写真は乗車してすぐに撮影しました)

ラウンジでは車窓を眺めて過ごすのはもちろん、乗客同士が自然に会話を楽しむ社交の中心の場になっていました。

ドリンクはラウンジ内のバーでバーテンダーにお願いすると用意してもらえます。わたしはスパークリングワインやアペロールスプリッツなどをいただきました。

カウンターには個包装のクッキーや果物が置かれ、自由に利用できます。チップスやお煎餅のようなクラッカーなどのスナックはバーテンダーから受け取るスタイルでした。夕食前にカナッペが大きなプレートでカウンターに置かれていることもありました。

この日は、ここで出会ったご夫婦と旅行や写真の話で盛り上がりました。旦那さんは長年Nikonのカメラで写真を撮っていて、600mmの大きなレンズを持参されていました。また、息子さんの奥さんが日本人だそうで、日本の話でも会話が弾みました。

乗客はオーストラリア各地から参加されている方が多い印象でした。わたしが見た限りではアジア系の乗客は少数で、イギリス、カナダ、アメリカから来られた方たちと会話する機会もありました。

日本に旅行したことがある方や、家族や親戚が日本に住んでいるという方もいて、わたしが日本人だと分かると積極的に話しかけてくださる方も多かったです。

実は乗車前、ラウンジや食事の際に他の乗客と会話をすること、少し心配していました。普段はどちらかというと人見知りな方だからです。

しかし実際には、旅好き同士ということもあり、旅行や写真の話題ですぐに打ち解けることができました。乗客の皆さんもスタッフの皆さんも、とてもフレンドリーで、車内は終始温かい雰囲気に包まれていました。

列車旅ならではの素敵な出会いも、この旅の楽しみのひとつだったと思います。

1日目のランチ | クイーン・アデレード・レストラン

食事は、Gold Cabin利用者専用のダイニング車両、Queen Adelaide Restaurant(クイーン・アデレード・レストラン)でいただきます。クラシックな雰囲気が素敵で、列車の旅らしい特別感を味わえる空間でした。

お料理は列車の中でいただいているとは思えないほどクオリティが高かったです。スタッフのサービスも素晴らしく、リラックスした雰囲気の中で毎回食事を楽しむことができました。

The Ghan - Queen Adelaide Restaurant

食事時間のしくみ

食事の時間は複数回に分けて設定されていて、乗車時に案内されます。時間があらかじめ指定されている場合もあれば、指定された時間帯の中で利用する場合もあります。

The Ghan - meal time sheet
部屋に食事の時間が書かれたカードが置かれています

わたしたちの初日のランチは14時15分からでした。

食事の時間が近づくとラウンジで待機し、スタッフの案内に従ってダイニング車両へ向かいます。

4人がけのテーブルを他の乗客とシェアします。同席する方はスタッフが案内してくれます。わたしたちは何度か同じご夫婦とご一緒する機会があり、自然と会話も弾みました。

実際の食事

この日のランチでは、メインとデザートを、それぞれ数種類の中から選ぶことができました。メインにはベジタリアン向けの料理も用意されていました。

ザ・ガンの食事では、列車が通過する地域やオーストラリア各地の食材が積極的に使われています。メニューには、料理に使われている地元食材のイラストや解説が添えられていて、眺めるのも楽しみのひとつでした。料理だけでなく、その土地ならではの食文化に触れられる工夫がされているのも、ザ・ガンらしい魅力だと感じました。


わたしがいただいたメインの魚料理には、南オーストラリア州のクーロン地域で知られるマロウェイが使われていました。オーストラリア南部沿岸で獲れる白身魚で、やわらかく上品な味わいでした。

夫がいただいたのは、チキンのお料理(向かって右側の写真)。

添えられていたサワドーブレッドとレモンバターとの相性も良く、とても美味しかったです。デザートの量は多めだったので、2人で一つ注文してシェアすることもありました。

オーストラリア産のワインやスパークリングワイン、ビールをはじめとするドリンクも料金に含まれていて、食事と一緒に楽しむことができます。ノンアルコールビールやノンアルコールワイン、ソフトドリンクなども用意されていました。

The Ghan - Queen Adelaide Restaurant drink menu
ドリンクメニュー

ラウンジ、レストランでの服装

ラウンジや食事の際の服装は、出発前に迷いましたが、実際の雰囲気は思っていたよりもリラックスしていました。

男性は襟付きシャツやポロシャツの方が多く、ジャケットを着ている方はほとんど見かけませんでした。女性もニットやブラウスなど、スマートカジュアルの少しきれいめな服装の方が多い印象です。

中にはスニーカーで食事を楽しんでいる方もいて、服装に関しては思っていたほど堅苦しい雰囲気ではありませんでした。

わたしは長袖ブラウスとリネンスカートに、スエードのフラットシューズという服装で過ごしました。特別なドレスなどは持参せず、普段の旅行より少しだけおしゃれを意識した程度でしたが、それで十分でした。

もちろん、せっかくの特別な列車旅ですので、お気に入りの服でおしゃれをして楽しむのも素敵だと思います。

服装について出発前はいろいろ考えていましたが、実際には他の乗客の方の服装を気にしている人はほとんどいないように感じました。あまり悩みすぎず、自分が心地よく過ごせる服装で楽しむのが一番だと思います

車内は22度前後に保たれていると案内されていて、快適に過ごせました。人によっては少し涼しく感じることもあるため、ストールや薄手の羽織りものがあると重宝すると思います

赤い大地を走る列車

ランチ後、客室に戻ると車窓の景色も少しずつ変わっていきます。 Flinders Ranges(フリンダース山脈)を眺めながら、列車はゆっくり北へ。 緑の景色から次第に赤土が増え、アウトバックらしい風景になっていきました。

The Ghan - the scenery from the train window


客室に置かれていたブックレットには、その日のスケジュールや車窓の見どころが紹介されていました。これからどんな景色が見られるのか分かるので、最初に目を通しておくのがおすすめです。

The Ghan - trip booklet in Cabin

また、主要な見どころが近づくと車内アナウンスがあり、乗客が景色を楽しめるよう列車が速度を落として走行することもありました。

それでもタイミングよく写真を撮るのはなかなか難しく、私はこうした場面ではスマートフォンで動画を撮影しておくことが多かったです。

車窓を眺めたり、本を読んだり。

急いで観光地を巡る旅とは違う、ゆったりとした時間が流れていました。

1日目のディナー | クイーン・アデレード・レストラン

この日の夕食は、わたしたちは20時15分からと決められていました。

少し早めにラウンジへ。15分ほどでクイーン・アデレード・レストランへ案内され、昼と同じオーストラリア人ご夫婦とご一緒させていただきました。お二人ともすでにリタイアされていて、オーストラリア国内外の旅行を楽しんでいるそうです。旅の話を中心に、さまざまなお話を聞かせていただきました。

3コースの夕食で、わたしは前菜にチーズスフレ、メインにローストポークベリー、デザートにクリームブリュレをいただきました。夫はメインにローストラムを選びました。

ポークベリーは、かなりボリュームがありました。

前菜には、オーストラリアならではの、カンガルーのお料理もありました。

思ったより眠れなかった初日の夜

夕食後に部屋へ戻ると、就寝用にベッドが整えられていました。

The Ghan - Gold Twin Cabin, lower bed
わたしは下段ベッドを利用しました

ベッドの上には、ラベンダーとローズヒップの精油を使ったピローミスト、チョコレート、ハーブティーのティーバッグが置かれていました。

そして、翌日のオフトレイン・エクスペリエンス(下車観光ツアー)用のタグも用意されていました。私たちはかなり前からSimpsons Gapのツアーを希望していましたが、乗車後の案内では人気のため別のツアーになる可能性もあると聞いていました。そのため、希望どおりSimpsons Gapツアーに参加できることが分かり、ほっとしました。

このタグはランヤードに追加します。

The Ghan - Gold Twin Cabin, off train experience confirmation

この日は、わたしは思っていたより列車の音と振動が気になり、なかなか眠れませんでした。翌日は早朝にサンライズ停車があるため、寝坊しないよう少し緊張していたのかもしれません。眠りが浅い方は、イヤープラグがあると良いと思います。

就寝前にバスルームで歯磨きをしていたら、大きな衝撃があり驚きました。

スタッフの方から、牛など大型の動物と接触した可能性があると当初聞いていましたが、カンガルーとの衝突だったそうです。通常、カンガルーとぶつかってもカンガルーを跳ね返すので問題ないことが多いそうですが、今回は、カンガルーが列車の下に入り込んでしまったので、緊急ブレーキが作動し、衝撃が大きかったようです。

点検のためしばらく停止、その後列車は再び走り始めました。 オーストラリアの広大なアウトバックを走る列車ならではの出来事ですね。特にアナウンスもなく、本当によくあることなのかなと思いました。

おわりに

ザ・ガンでの1日目はあっという間に過ぎていきました。

▼次回は乗車2日目。Marla(マーラ)で迎えたアウトバックの日の出やアリススプリングスでの観光ツアーなど、列車旅の続きをご紹介します。

参考情報

予約・参考リンク

乗車時期:2026年5月
客室:Gold Twin Cabin
区間:アデレード → ダーウィン
日程:2泊3日
予約時期:乗車約8か月前、早期予約割引運賃を利用
予約方法:Journey Beyond公式サイト

※逆ルートのダーウィン発アデレード行きはクーバーペディ観光を含む3泊4日。また、途中のアリススプリングスまでなど、一部区間のみ利用している方もいました。

※Gold Single Cabinは客室内に洗面台がありますが、トイレとシャワーは共同利用となります。

※Platinum Serviceは客室がより広く、夜はダブルベッドまたはツインベッドになるため、二段ベッドではありません。専用ラウンジやダイニングも利用でき、より上位のサービスとなっています。

※本記事の内容は2026年5月乗車時点の情報です。運行スケジュール、停車地、客室タイプ、サービス内容などは変更される場合があります。最新情報はJourney Beyond公式サイトでご確認ください。

5月の気候と服装

アデレードは日本の秋のような気候で、朝晩は涼しく、日中も過ごしやすい気温でした。わたしたちが滞在した際は小雨が降る時間もあり、軽いダウンジャケットが活躍しました。

また、わたしたちが乗車した際は、アデレードで小雨が降った以外は、雨を心配することなく過ごせました。

また、アリススプリングスでの観光時もアデレードと似たような気候で、過ごしやすく感じました。一方、列車が北上するにつれて気温は上がり、ダーウィン到着時には真夏のような暑さになります。

ザ・ガン車内は空調(22度前後)が効いていて快適で、わたしは長袖のトップス1枚で過ごすことがほとんどでした。ただし、人によっては少し涼しく感じることもあるため、カーディガンやストールなどがあると便利です。

また、途中のマーラで早朝のサンライズ観賞に参加する際は冷え込むため、防寒用の羽織りものがあると便利です。一方で、Katherine(キャサリン)での観光では半袖でちょうど良く、真夏と同じような服装で過ごしていました。

キャサリンやダーウィンでは日差しがかなり強く、帽子やサングラス日焼け止めクリームが役立ちました。また、蚊が気になるかと思い虫よけのロールオンやパッチを持参していましたが、わたしたちが訪れた時はそれほど気になりませんでした。

基本的には、半袖や長袖のトップスに加え、羽織りもの、軽いダウンジャケットなど、重ね着で調整できる服装がおすすめです。

The Ghanを数字で見る

  • アデレード〜ダーウィン間:約2,979km
  • 所要時間:2泊3日(約54時間)
  • 平均速度:約85km/h
  • 最高速度:約115km/h
  • 列車の平均全長:約902m
  • 列車の総重量:約1,768トン
  • 車両数:36両
  • 車内スタッフ:約49名
  • 客室数:Platinum:約30床、Gold Premium:約70床、Gold:約200床
  • 機関車:2両

※2026年5月乗車時点の車内資料より
客室構成や編成は時期によって変更される場合があります。
また、現在はSuiteタイプの客室(Australis Suite、Aurora Suite)も導入されているため、一部の情報は最新の内容と異なる可能性があります。

▼ザ・ガン乗車記2日目では、マーラでのサンライズ鑑賞やアリススプリングス観光、シンプソンズ・ギャップツアーの様子をご紹介しています。

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