アストラゼネカ製ワクチンの接種対象年齢が引き上げられたのでメモしておきます。
わたしはアストラゼネカ製ワクチン1回目の接種から1ヶ月が経過したところです。
アストラゼネカ製ワクチンの接種対象年齢の引き上げ
オーストラリアでは今年4月からアストラゼネカ製ワクチンの接種対象を50歳以上としていましたが、昨日、2021年6月17日、ハント保健相が、アストラゼネカ製ワクチン接種後に血栓症を発症する事例が相次いだため、ATAGI(Australian Technical Advisory Group on Immunisation)のアドバイスにより、接種対象年齢を60歳以上に引き上げると発表しました。
https://www.abc.net.au/news/2021-06-17/atagi-to-change-astrazeneca-age-rules-covid-vaccine/100222464?utm_campaign=news-article-share-control&utm_content=link&utm_medium=content_shared&utm_source=abc_news_web
オーストラリアではこれまでにアストラゼネカ製ワクチン330万回分の接種が行われてワクチン接種後に60件の血栓症が発生、2名(48歳と52歳の女性)が亡くなっています。
先週、アストラゼネカ製ワクチン接種後に血栓症を発症した12名のうち7名が50歳から59歳であったのでこの年齢層のリスクプロファイルが変わったことを受けての今回の方針転換。
アストラゼネカを懸念しファイザー希望で様子見をしていた50歳から59歳の人にとっては今回の接種対象年齢の引き上げは待った甲斐があります。
アストラゼネカ1回目のワクチン接種から1ヶ月経過、体調は?
わたしは50代でmRNAワクチン、ファイザー接種を希望だったのですが、50歳以上がmRNAワクチンにアクセスできるとしたら今年年末ということだったので、悩んだ末今受けられるものをと接種を決めました。
なのに、接種するのを1ヶ月待っていたらファイザー製ワクチンが受けられることに。とても複雑な気持ちです。
1回目接種後は風邪のような症状と蕁麻疹(蕁麻疹はワクチン副反応かわかりません)が出ましたが、想定内の副反応でした。
数日で体は回復して問題なかったのですが、ごく稀とはいえ血栓症の副反応や変異株に対する有効性などmRNAワクチンとの比較など気になることが多いです。
稀な副反応の血栓症ですが、ワクチン接種から4日から28日の間に発症が多いとのことで、この期間はちょっとした頭痛や動悸、体の痛みなどがあるともしかして血栓?!とヒヤッとしました。
とりあえず接種から1ヶ月、私も夫も何事もないです。
1回目アストラゼネカ接種した50代、2回目の接種はどうなるの?
オーストラリアでは、アストラゼネカ製ワクチンは、1回目の接種から12週間後に2回目の接種なので、8月中旬に予約が入っています。
今のところアストラゼネカを1回目接種して大きな問題がなかった人は2回目もアストラゼネカを接種するようにとのこと。稀な血栓症を発症する確率は2回目接種後ははるかに低くなるよう。
ヨーロッパやカナダなど他国では、1回目アストラゼネカ接種後に接種対象年齢の変更やアストラゼネカ使用中止に伴い、2回目ファイザーやモデルナ接種をとりいれワクチンをミックスしている例が見られます。
オーストラリアでは昨日の接種対象年齢の変更で、50代の2回目のアストラゼネカ接種の予約取り消しが相次いでいるとか。
https://www.smh.com.au/politics/federal/doctors-warn-over-50s-cancelling-appointments-despite-expert-second-doses-are-safe-20210617-p581wy.html
結局、2回接種後、来年mRNAワクチンでブースター接種をして、毎年接種をしていくようになるのでしょうかね。
日本へ一時帰国となった際に備えて、ワクチン接種を早めに済ませておきたいという気持ちもあって受けたアストラゼネカですがこんなに早く接種対象年齢が引き上げられるなんて、やれやれ、2回目の接種、どうなることやら…です。